『お金』の振り返り、毎年、きちんとしていますか??

今日のテーマは、『お金の振り返り、毎年、きちんとしていますか??』です。

 

 

フリーランスや企業経営されている方々は、

今、『確定申告(資料作成)』の真っ只中だと思います。

 

 

私の友人・知人には税理士も沢山いますが、

関わる業種により若干の違いはあれど、

この時期から春先まで、彼らは激務のシーズンが続きますね。

 

 

何も隠そう、私も、現在、『確定申告』提出資料作成の真っ最中です。

 

 

何とか、今日中で全てを終わらせて、

明日から自身の『ビジネス』に集中して行きたいですね(^ ^)

 

 

税理士の方々に業務委託してしまえば簡単なのでしょうが、

前述の通り、私は、未だに自身で『確定申告』の資料作成をしています。

 

 

例年のことですが、

 

 

『(比較的のんびりしていた)1月中に手を付けたら良かったな〜』と思いつつ、

2月に入ったら、まだ日々の『ビジネス』最優先で突っ走っている。

 

 

『2月15日』を迎えた辺りから『そろそろ、せなあかん!』と焦り出し、

まさに今、3月2週目で仕上げようとしているパターンです。

 

 

まあ、早く作業を始めたからといって、

支払う『税金』を早期割引してくれる訳ではないので良いのですが(笑)

 

 

毎年こんな流れでやっていますから、日々の業務と並行しながら、

それでも2月最終週から3月2週目までの『2週間』ほどは、

労力的にも、精神的にも『確定申告』に囚われてしまいます。

 

 

では、なぜ税理士の方に作業を外注してお願いしないのか??

 

 

それには、大きく2つの理由があります。

 

 

1つ目は、私の『メンター』達が、未だに自身で『確定申告』している為。

 

 

この理由は、結構大きいですね(笑)

 

 

私のファイナンシャルプランナーとしての師匠・篠原充彦さんは、

全国様々な団体・自治体に呼ばれて、年間200本ほど講演をされています。

 

 

本拠は大阪ですが、アポイントを頂こうにも、

そもそも、1ヶ月のうちに大阪にいないことも多々。

 

 

そんな全国を飛び回るような生活をしていながら、

セミナーもやり、クライアントからの個人相談も受け、執筆もし、ラジオ収録もある。

 

 

その状況で、『確定申告』を自分でやっている。

 

 

、、、、いや、この状況では、私ごときの若造が、

『確定申告、今年から外注しよっかな〜』なんて言えないですね(笑)

 

 

とりあえず、師匠がやっているうちは、私も自身で作業していると思います。

 

 

そして、2つ目の理由。

 

 

実は、1つ目の理由ももちろん大きいのですが、

2つ目も、自身の中ではかなり『意義』を感じていることです。

 

 

それは、

 

 

『昨年1年間の、お金の振り返りが出来る』、ということ。

 

 

これ、自身で独立・起業して『確定申告』するようになって、

『本当に大切だな〜』ということを実感するようになりました。

 

 

ちょくちょく公式ブログにも書いていますが、

私は、20代は製薬企業の営業マン(MR)として働いていました。

 

 

『会社員』をしている方々はわかるでしょうが、

日本の会社員は『源泉徴収システム』で、自身の『お金』に触れる場面がほとんどありません。

 

 

『額面支給は結構あるのに、手取りは少ないよ〜。』

 

 

このように嘆いている会社員の方々は多々いますが、

では、自身の収入がどんな内訳で構成されているかというと、それを知っている方はほぼ皆無です。

 

 

また、

 

 

『額面支給』と『手取り収入』の差額として、どんな諸費用が引かれているか、

(*会社が、代替して支払ってくれているか)これを知っている方々も少ない。

 

 

第二次世界大戦後の動乱期、暫定的に導入されたのが『源泉徴収制度』ですが、

実際に活用してみると、国民の目を『お金』から逸らす格好の制度になりました。

 

 

ご存知の方々もいらっしゃるでしょうが、

米国は、全国民が『確定申告』を自ら行う制度を敷いています。

 

 

『今年、自身は、どこから、いくらの収入があったのか。』

 

 

『経費計上できる支出はどれくらいあり、各項目のシェアはどうか。』

 

 

『それに対して、税金、社会保険料をいくら支払っているのか。』

 

 

『私たちが支払った税金、社会保険料は、きちんと生かされているのか。』

 

 

誰から言われる訳でもなく、

自ら『確定申告』をしていれば、このようなことは、自然と思考するようになりますよね。

 

 

少なくとも、

 

 

会社員時代、勝手に『源泉徴収』されていた税金・社会保険料に比べて、

自身で『手出し』して支払うそれは、間違いなく『痛み』を伴います。

 

 

そういう経験をしていると、自然と、『お金』に向き合うことが出来るんですね。

 

 

また、

 

 

私は『ビジネス』をしているので、前年の1年間、

どのような方々が面談・セミナー受講してくださり、

サービスを受けてくれたか思い出す時間は、『至福のひと時』です。

 

 

自ら入力作業をしていくことで、

『この人、この時期に出会ったんやな。』『このセミナーも受講してくれてる!』と、

1つ1つの場面を思い出しながら、感謝の気持ちを新たにしています。

 

 

これが外注に出してしまうと、

 

 

『数字』の面ではまったく変わらないでしょうが、

クライアントに対する『感謝』の気持ちは、すっ飛ばされてしまいます。

 

 

『人間の記憶』とは曖昧なもので、自身が想像している以上に、

多くの方々に支えられながら、『ビジネス』が出来ている事を実感しています。

 

 

『お金の振り返り』に話を戻すと、

 

 

一生、『会社員』として『源泉徴収システム』に身を置く方々は、

よほど気を付けないと、『お金』の面では苦労すると思うんですよね。

 

 

特に、私のクライアントの方々も、

『収入』が高い方ほど、『守り(支出)』面が甘くなる傾向にあります。

 

 

『収入の高い人』というのは自身がある方も多いですから、

今、使い切ってしまっても、『また、稼ぐわ』くらいに考えるんですね。

 

 

人が健康で一生働けるのであれば、その戦略でも良いのですが、

実際問題として、それが叶わない事は皆さんご存知の通りです。

 

 

それで、

 

 

『自身のお金』にまったく向き合う事なく40代後半から50代に達して、

そこで初めて、人生の『上がり』が見えて来て、一気に焦り出す。

 

 

私のクライアントは40代、50代の方々が多いのですが、

それは、おそらくそういった心理メカニズムから来ていると思います。

 

 

それで、

 

 

初めて気付いたのが40代、50代、場合によっては60代であっても、

その時点で、ある程度まとまった資金があれば、まだ『マシ』です。

 

 

『ある程度まとまった資金』というと漠然としますが、

個人的意見では、最低、『2000万円』程度は欲しい。

 

 

もちろん、

 

 

その資金は住宅ローン等の負債に充当する予定のない、

個人のバランスシート上で『純利益』と呼べる金融資産換算で、です。

 

 

『2000万円』、本当に、最低ラインですね。

 

 

ここを割って来てしまう方々は、40代ならまだ最後の挽回可能ですが、

それ以降であれば、残念ながら、面談はお断りするようにしています。

 

 

『ギャンブル』と『資産形成』の一線を画している私としては、

この基準を下回ると、してあげられることが無いからです。

 

 

これは、こちらとしても『苦渋の決断』です。

 

 

例えるならば、医師の方々が『末期患者』をお断りする心境に似ていると思います。

 

 

自分の前から対象クライアントはいなくなりますが、

勿論、その方の人生が何か解決する訳ではなく、

ただ、経済的困窮に耐え忍びながら進んでいくしかありません。

 

 

いつかの記事でも書かせて頂きましたが、

現在の日本には、『自己破産予備軍』という方々が、多数潜んでいると思うんですよね。

 

 

それこそ、

 

 

数年前から『老後破産』『下流老人』なる言葉も流行していますが、

そういった事を見ても、前述の状況を裏付けているのだと考えます。

 

 

何故、彼らがそうなってしまったのか??

 

 

それは、彼らが人生の中で、『お金』に向き合ってこなかったからです。

 

 

『どうにかなるや。』『親世代も、それでやってきたみたいやし。』

 

 

こういった『甘い考え』を持っている方々が、

人生の『上がり』が見えた時、自身の待ち受ける結末に愕然とし、狼狽してしまうのです。

 

 

さて、

 

 

あなたは、自身の『お金』にきちんと向き合っていますか??

 

 

『会社員』の方であれば、日々の慌ただしい業務に追われ、

きちんと向き合う事は、なかなか難しいと思います。

 

 

でも、それでは何も解決しないのも事実です。

 

 

この記事を読んで頂いたのも『ご縁』です。

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

■詳細なプロフィールはこちら■
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