今日のテーマは、『2020年の幕開け、その市場動向を占ってみよう』です。
昨日の記事中では全く触れませんでしたが、
2015年元旦に設立した『井上耕太事務所』も、
昨日(2020年元旦)から、『6年目』のシーズンが幕開けしました。
早いもので、独立・開業してから『丸5年間』が過ぎました。
想像以上にさまざまな経験をさせてもらったので、
長かったようにも感じるし、一瞬のようにも感じますね。
相反する感覚が入り混じる、不思議な感じです。
ここまで、
『5年間』という期間の中で、全国からクライアントさんにお越し頂き、
今では、個人事務所として約400組の顧客を抱えるまでになりました。
勿論、
独立・開業当初から、イメージ出来ていた訳ではありませんが、
ここまで支えて来てくださった皆さんに、心より感謝・御礼申し上げます。
前述の通り、
私を信じて、顧客となって頂いた方々が多くいらっしゃるので、
ここからは、その方々に対する責任をしっかり果たせるよう、
1年でも長く、事業継続していけるよう精進したいと考えます。
では、本題に入ります。
年末から取り上げることの多かった話題ではありますが、
『2019年』という1年間は、投資を実行している人間にとって、
まさに、『宴』と呼ぶことが、とても相応しい1年間となりました。
だいぶ記憶も薄れてきましたが、
『サブプライム・ローン』というイカサマが世界的に横行して、
臨界点を迎えた経済が『大クラッシュ』してしまったのが『2008年』。
一時は、
『資本主義の終わり』『経済のメルトダウン』両説が囁かれましたが、
以降10年間、主戦場『米国経済』は大きなリセッションを経験する事なく、拡大し続けています。
この期間、
決して道程は順風満帆ではなく、様々な『リスク要因』も存在しましたが、
結局、2020年現在まで、それらが顕在化することなく進んで来ました。
『時代は繰り返す』
この言葉が示す通り、次第に『恐怖感』を忘れてしまった投資家の多くが、
余剰資金を市場投入することで、世界経済の時価総額を底上げしています。
実に、
覇権国・米国経済は、直近10年間で『250%超』に膨張しましたが、
これは、堅調推移した欧州市場と比較しても、突出して優れた成長率(?)です。
この間、
真の意味での経済優等生『ドイツ』も約40%の成長を見せましたが、
やはり、資本主義経済の『胴元』である米国には、全く歯が立ちませんでした。
10年前、
金融危機直後は、その地位の揺らぎが懸念された『基軸通貨:ドル』も、
時間の経過と共に、その『盤石さ』を次第に回復させていきました。
2016年、
IMF(国際通貨基金)のSDR通貨バスケットに採用された『人民元』ですが、
未来の覇権候補国・中国も、現時点では、存在感で負けているのが実情です。
いつもご紹介している事ですが、
1971年に『金本位制度』が世界から消滅した世界経済において、
真の意味での『安全な通貨』というものは、どこにも存在しません。
ご存知の通り、
全ては、人類による『共同幻想』を以って成立しているのですが、
その前提条件の上で、『米ドル』は貨幣経済の存在価値を高めているのです。
将来的には、
『仮想通貨』の時代が到来する可能性も高いと思いますが、
『一発逆転思考』の方々が予想するより、もう少し『遠い将来』になると考えます。
直近10年間では、
『経済成長減速』が叫ばれ続けている『中国』ですが、
それでも、同国が保有する『人口・資源・経済規模』、
ポテンシャルを考えると、今後も暫く、期待せずにはいられません。
インドやアフリカ諸国等、
『第二の中国』としてポテンシャルを期待される国々もありますが、
物質的・経済的インフラ整備の観点や、政治的安定を考慮した際、
こういった国々が、爆発的経済成長を見せるのも、少しだけ先です。
理屈通りにいかないのが、もどかしいですね。
直近10年間の後半部分で、特徴的な経済動向を挙げるとしたら、
世界市場における、『債券』の歴史的超低金利を避けては通れません。
私たちが居住する『日本国』や、
『ドイツ』を筆頭とした欧州諸国の新発10年債権については、
軒並み、『マイナスリターン』を叩き出すという異次元状態が続いています。
2020年についても、
各国政策金利は『維持』若しくは、『引き下げ』が予想されますから、
債権市場の『異次元ワールド』は、2020年も継続が堅いと考えます。
『逆噴射』のタイミングは、誰にも予想できないですが、、、、。
かつて、
世界No. 1投資家であるウォーレン・バフェット氏は、
デリバティブ(金融派生商品)を『最終破壊兵器』という言葉で表現しました。
冒頭、
世界中あらゆるアセットクラスで『プラス・リターン』となった事を挙げましたが、
現代の市場でも、『クレジット:レバレッジ』という名の怪物が暴れ回っています。
ここでは、詳しく説明するスペースが無くなってしまいましたが、
現在の状況では、市場参加者の誰もが『適正価格』など気にせず、
ただただ上昇相場で狂乱し、下落直前での抜駆けを狙っています。
果たして、そのような『曲芸』は実現可能なのでしょうか??
以前、ご紹介した事がありますが、
『サブプライム・ローン』を発端とした、
米国・不動産市場を舞台とする『イカサマ』に、
最初に気付いた者が出始めたのが『2004年』。
理論上『破綻』していたこの時から、
真実に逆行する形で、市場はその後も上昇し続けて、
『暴落』という形で顕在化したのが、約3年後の『2007年』終盤のことです。
この歴史から学ぶと、
『2019年』、世界的に進行し続けた『狂乱』は、
『2020年』についても、『継続』という形を取ることが予想されます。
その『狂乱』の先に待ち受ける結末については、
私自身も、現時点では、想像したくもないいうのが『本音』ですが。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太