今日のテーマは、『儲かってない時に、フランス料理が食べられますか??』です。
『コロナ騒動』が、凄い事になってきましたね。
『加熱報道』が、どんどん加速度増して拡がっています。
昨日、
遂には、『日本国』までもを動かす事態に発展し、
首相から、教育機関の『(期限付き)休業宣言』までもが飛び出しました。
因みに、
日本国内で『インフルエンザ』が流行している年というのは、
1シーズン、高齢者を中心に『1万人規模』の方々が亡くなるそうです。
比較的落ち着いている、話題にならない程の年でも、
例年、それでも『3000人』程度の方々は命を落としているのだとか。
それと比較して、
現時点、新型コロナ・ウイルスに感染している人は国内『210名』、
これを原因に亡くなった方々は、日本全国で『4名』という数字です。
恐らく、
今年、全く騒がれていない『インフルエンザ』ですが、
感染者、志望者共に、『コロナウイルス』よりは多いことが予想されます。
そこまで考慮すると、
『新型ウイルス』というリスクを判断した上でも、
『全学休業宣言』は、やり過ぎている感が否めないのが、私見です。
ただ、
一国の『舵取り』をしようとした時、『賛成意見』はもちろん、
『反対意見』も同程度存在するのは当然のことで『やむなし』。
もしかしたら、
今回の『全額休業宣言』が、全体的な事態収束に有効かも知れず、
そうなると、首相の判断は、『英断だった』と後世評価される事になるでしょう。
今日、ふと考えたのですが、
私たちは、文明の利器である『情報』に毒され過ぎているので、
一度、全情報をシャットアウトして、『目の前』に集中しても良いかもですね。
常々、
『情報』に暴露され過ぎると、『思考回路』を奪われると考えますが、
今回の一連の『加熱報道』を体験して、一層、そのように感じました。
何れにせよ、
『ウイルス』を超えて、『加熱報道』がここまで拡散してしまったら、
『経済』の循環スピードが正常に戻るまでに、一定の時間は要します。
昨夜、
ふと眺めていた報道番組では、企業支援をする会社社長が、
『中小企業の資金繰り』について、懸念を示していました。
本当に、その通りです。
『東日本大震災』の時などは仕方ないとして、
ここまで、あらゆる経済活動の自粛傾向が続くと、
中小企業等は『ダイレクト』に影響が出てきます。
現時点、
『会社員』という立場の方々は、あまり理解していないですが、
『加熱報道』され続ける『コロナ騒動』は、社会全体をマイナス方向へ誘導します。
当然、
ここまで『人』『物』『サービス』の循環速度が減速してしまうと、
世界市場全体を循環する『お金』の総量も、確実に大きく減少する。
そうなると、
『企業業績』が悪化する事は『必然』であり、
前述の通り、経営者の方々は、自身の収入どころか、経営状況に直結します。
もしも、
あなたが『大企業』に所属していて、直近の『収入』に変動がなくても、
経営者サイドも、安易に『内部留保』に手を付けるような事は、絶対にしません。
結果、
毎月の『給与』が、大きく変動するような事はなくても、
企業業績に連動する形で、『賞与』等の支給額には、必ず影響が出て来ます。
私自身、
当初は、中国・武漢で発生した『新型ウイルス』が、ここまで、
『世界全体』を巻き込んだ『騒動』に発展するとは想像していませんでした。
以前から、
世界市場(株式・債権)には『高揚感』が漂うと指摘していましたが、
『市場下落』にトリガー(引き金)が、このような形で引かれるとは、
市場参加者の殆どが、予想すらしていなかったと思います。
幸いな事に、
独立系ファイナンシャル・プランナーとしての私の活動に、
そこまで大きな影響を及ぼすことは無いと考えていますが、
自ら事業を営んでいて、初めて経験する『まさか』ですね。
ただ、
世の中には、今回の『コロナ騒動』が、
自らの事業運営・継続に、直接的な影響を与える方々も、多数存在しています。
その筆頭が、
『人』の移動をダイレクトに相手にする『観光業』や、
『人』との接触回数が売上に直結する『サービス業』ですよね。
私が定期的に訪れる『香港』では、
昨年(2019年)夏前から勃発した『デモ活動』に続き、
今回、突如発生した『コロナ騒動』がモロに影響を与えて、
上記2産業がズタボロにやられていると聞いています。
来月も渡航予定を控えていますが、
現地では、これまでガイドブック常連だった人気料理店等でも、
『廃業』するお店が、最近は、ちらほら出始めたと伺いました。
本当に、正念場ですね。
本日のタイトルに採用した言葉、
『儲かってない時に、フランス料理が食べられるか??』ですが、
実は、この言葉の前には、次の『枕』となるセンテンスが存在しています。
『儲かっている時に、お茶漬けを啜り』
現在のパナソニックを創業した『松下幸之助さん』、
日本一の『経営の神様』が残した、有名なフレーズの1つです。
私も、大好きな言葉の1つですね。
経営者に限らず、あらゆる立場に置かれた人にも、
人生全体を通して『好調』な時もあれば、『不調』もあります。
ご存知の通り、
『調子が良い時(儲かっている時)』に、調子に乗って、
羽振り良く振る舞うことは、どんな『お馬鹿さん』でも出来ることです。
しかし、
そんな時でも『お茶漬けを啜る』生活を送れるような、
『地に足付いた』感覚を持てる賢者は、意外に少ない。
反対に、
『調子を落としている時(儲かっていない時)』にも、
決して狼狽ることなく、平生を保って淡々と生活して、
『フランス料理』を食べられるよう『蓄え』があるかどうか。
前述、
『松下幸之助さん』が残された言葉を、
実際に『体現』出来る人物こそが、人生を乗り切っていけるのだと考えます。
あなたは、儲かっていない時に『フランス料理』が食べられますか(^ ^)??
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井上耕太事務所
代表 井上耕太