友人が『お金を貸して欲しい』と言って来たら。

今日のテーマは、『友人が『お金を貸して欲しい』と言って来たら。』です。

 

 

皆さんは、友人・知人に『お金』を貸したことがありますか??

 

 

タイトル通りの質問ですが、

 

 

仮に、あなたの友人・知人が、

『お金を貸して欲しい。』と言って来たらどうするでしょうか??

 

 

大切な問題なので、まず初めに『結論』からお伝えしますね。

 

 

どんなに親しい友人・知人であっても、絶対に貸してはいけない。

例えそれが、親・兄弟・親族であってもです。

 

 

もしも、

 

 

どうしても『貸してあげたい』と思うのであれば、

あなたが『貸した』と認識している『お金』は、相手にあげたと考えた方が得策です。

 

 

『お金持ち』の方々は、この場面では決して貸さないですよね。

 

 

次に挙げるような、有名なフレーズもあります。

 

 

あなたが友人に『お金』を貸したならば、

『友人』と『お金』、2つのものを同時に失う。

 

 

本当に、これは人類普遍の『真理』だと思います。

 

 

もちろん、私も、絶対に貸しません。

 

 

これは、この言葉を幼少期から知っていたからではなく、

自身の経験に基づく教訓から学んだものです。

 

 

小学生の頃、皆さんも『お小遣い』は貰っていましたよね??

 

 

中には、『お小遣い無し』制度の家庭もあったかも知れませんが、

多くのご家庭では、月額決まった値で『お小遣い』があったと思います。

 

 

1月当たり1000円。

 

 

今から考えたら、

『どうやって過ごしていたのだろう??』と思う金額も、

その当時の私たちからしたら立派な『大金』です。

 

 

大切に、大切に、考えながら使うわけですが、

一度、友人に『100円』貸したことがあったんですね。

 

 

決して、友人が『100円』に困窮していた訳ではなく(笑)、

学校から帰って遊んでいる時に、駄菓子屋で『手持ちが無い』という話になって。

 

 

その時は、その理由は本当で、

私が貸した『100円』も、翌日には無事返って来ました。

 

 

しかし、

 

 

どういう理由だか忘れましたが、

その事実が親に伝わり、この時は親父から『大目玉』を喰らいました。

 

 

『人と、お金の貸し借りは絶対にするな!!』

 

 

『もし、貸してしまったら、それはやったと思え!!』、と。

 

 

子供時代は『お金』も含めて右も左もわからない状況。

この時も、正直、なぜ自分がこんなに叱られているか理解できませんでした。

 

 

しかし、

 

 

理屈は全くわからないにせよ、

『人にお金を貸す』ことが『絶対にしてはいけないこと』と脳に深く刻まれたのは確かです。

 

 

それ以来、

 

 

私は、人に『お金』を貸した経験はありませんし、

もちろん、これからの人生でも『貸す』ことはありません。

 

 

例え、親、兄弟であってもです。

 

 

このことを、一見『冷たい』『冷酷』と思う人もいるでしょう。

しかし、実際にこの『行動』は間違っているのでしょうか??

 

 

人に『お金』を貸してはいけない理由は多々ありますが、

今日は、そのうち大きな2つをご紹介させて頂きます。

 

 

①『お金』を貸しても、根本解決には全くならない。

 

 

そもそも、『お金を貸して欲しい』という人は、

『お金』というツールの『扱い方』をマスターしていない人なのです。

 

 

特定のある時点で『お金』がなくなったからと言って、

その人の『扱う技量』『器』を上げる事無しに、与えても何も解決する事はありません。

 

 

例えば、

 

 

『自動車』の運転が超絶に下手な人がいたとして、

その人が物損事故を起こして全壊にしてしまい、自身の交通手段が無くなったとします。

 

 

この状況で、

 

 

『今、車が無いから、貸して欲しい』と言って来たら、

あなたは、この人に対して『自動車』を貸すことはあるでしょうか??

 

 

彼の運転技術は全く上がっていないので(もしかしたら、無免許状態かも知れません。)、

もし貸してしまったとしたら、あなたの『自動車』も見事に全壊になってしまうでしょう。

 

 

この事例ではわかるのに、

『お金』となると、どうしても特別視して貸してしまう人が現れてくるのです。

 

 

『お金』も、他のものと同様に『ツール』です。

 

 

その『扱い方』を知らない人間に渡してしまっても、

根本解決には全くならないのです。

 

 

②あなたが貸した『お金』は、地球上の誰一人救うことが無い。

 

 

これも、絶対に理解しておいて欲しい事実です。

 

 

他人に『お金』を貸してしまう人というのは、

世間一般的に言えば、『優しい』と言われている方々です。

 

 

しかし、

 

 

この『優しい』というのは決して『プラス』ではなく、

むしろ、大人の社会では『マイナス』に作用してしまいます。

 

 

例えば、

 

 

あなたが『お金』を貸してしまう人間で、

『これで、相手の方が救われるなら。』と考えたとしましょう。

 

 

しかし、

 

 

あなたが『お金』を貸すことで、

本当に『救われる』人間というのは存在するのでしょうか??

 

 

まず、

 

 

貸してあげた人間にとっては、

長期的に『自立』するチャンスを失うので、間違いなく『マイナス』です。

 

 

この方は、これに味をしめて、

『困っても、また誰かが助けてくれる』と思い、人生を舐めきってしまいます。

 

 

『お金』も『信用』も全て失ってしまった時、

本当に、自身が人生において何も持っていないことに気付くのです。

 

 

また、

 

 

この人の『お金を貸して欲しい』の理由が借金で、

あなたが貸した『お金』が、その返済に充てられたとしましょう。

 

 

『他人様から借りたものは、返さないといけない。』

『返済に充てられたのだから、融資先の人は助かっている。』

 

 

この考え方をしてしまったら、

現代金融の『罠』にまんまとハマってしまっています。

 

 

例えば、融資を受けた先が銀行などの金融機関の場合、

そもそも、その融資額は全てこの世に存在していたものではありません。

 

 

これは『信用創造』のなせる技で、

金融機関は自己資本の約8倍程までの金額は、架空の『お金』を融資することが出来るのです。

 

 

元本部分は、初期の返済で簡単に回収。

 

 

どうしようもなくなって『お金』を借りる方々は後半なので、

 

 

あなたが貸してしまった『お金』は、もともと実在したものではなく、

『信用創造』によって生み出された『架空の融資額』の返済に充てられます。

 

 

要は、まるまる金融機関の『儲け』。

 

 

一瞬で、蒸発してしまう『お金』。

 

 

返済しなくても、この地球上に困る人間は、誰一人存在していなかったことになります。

 

 

もし『自己資本100%』で融資をしている団体から借りていたら話は別ですが、

その場合でも、その時点でその方の人生は終わっていますね。

 

 

自身の行動の『責任』を取らせる意味でも、

『自己破産』なりなんなりさせて、罪を償わせた方が長期的には『プラス』です。

 

 

以上、友人・知人に『お金』を貸してはいけない理由でした。

 

 

『お金』

 

 

少し前までは単なる『紙切れ』、

現代では、既に『数字』になってしまっています。

 

 

多くの方々は長期間の義務教育を経て、

四則計算が出来るようになって社会に出てきていますよね。

 

 

それでも、

 

 

語尾に『円』の文字がついた途端、

多くの方々がこの『数字』を扱えなくなるから不思議です。

 

 

あなたは、『お金』が扱えますか??

 

 

全てを理解して、正しい選択が出来るでしょうか??

 

 

『お金』『友情』『信用』『人脈』etc.

多くのものを失わない為にも、『真理』を見抜けるようになっていきましょう。

 

 

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本当に人生は好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

【クライアント】
・経営者、医療従事者(医師、看護師、薬剤師 etc.)、会社員(上場企業勤務、若しくは、年収500万円以上)

【活動理念】
・自らの情報提供・プラン提案により、クライアントさんの【経済的自由】実現を初志貫徹でサポートする。

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