『資産形成スペシャリスト』、井上耕太です★
先日3月25日、日銀から2015年10─12月期の資金循環統計が発表されました(^_^)
それによると、個人・企業保有の金融資産が過去最高を更新したとのこと。
2015年12月末時点での保有金融資産は、『個人:1741兆円』『企業:1117兆円』。
保有する現金・預金残高は、『個人:901兆円』『企業:246兆円』で、
それぞれ前年比で『個人:+1.3%』『企業:+7.9%』の伸びとなっているようです
日本全体として、『金融資産総額』は増加しているんですね(^_^)
どうですか?? 皆さん、その恩恵に預かっていますか??(笑)
このデータに関しては、個々人により見解は別れると思います。
しかし、実際の『数字』は伸びてる。
これ、どういうことかわかりますか??
日本の『金融資産総額』が伸びている理由は、大きく2つあります。
①『金融商品』の評価額が上がっている。
『アベノミクス』発動以来、政府は全勢力を挙げて、
『株高』になる演出・アクションを続けてきました。
その最たる例が、『GPIF』の株式保有割合増加です。
これまで6割以上を占めていた国内債券市場への資本を、
大きく『株式市場』にシフトし始めた。
これにより、当初10%程度だった日本の株式市場への投資割合は、
現在では20%を超えており2倍強の水準になっています。
『株式市場』においても、『需要と供給の法則』は成立します。
実体は何も変化していなくても、
『需要』が高く『供給』の低いものの価格は上がります。
それが、現在の日本の格式市場で起こっている。
問題は、『供給』が『需要』を上回るタイミングは必ず来て、
それがそう遠くない未来であるということです。
②『貨幣価値』が一貫して減少している。
『アベノミクス』発動以来、
政府が『株高』と並行して力を入れていることがもう1つあります。
それは何か??
皆さんもご存知の通り『円安誘導』です。
簡単に言ってしまえば、『お金の印刷』です。
日本に限らず、中央銀行の役目というのは、
『生み出された価値』に対して『貨幣の供給』をコントロールすること。
労働、保有される貴金属、技術革新などに相当する分だけ、
『貨幣』が増刷されれば、どんな国でも地域でも全く問題ありません。
しかし、これがなかなか難しい(笑)
英国中央銀行では、
その至適領域コントロールを体験する『バルーンゲーム』があるようです。
その操縦には若干のタイムラグがあるため、
プレーヤーは上がったり下がったりしながら至適領域に留めようとする。
各国中央銀行も、本来はこのゲームのプレーヤーのように、
長期視点で、国や国民の利益を最優先にコントロールする必要がある。
でも、現在はそれが放棄されて、
実体の経済とは関係なくジャブジャブ『お金』が供給されている状態です。
だから、『保有資産総額』なんかの『数字』も上がっている。
確かに、僕たち個人も企業も、
自身の『保有資産総額』が上がれば、刹那的に喜びます(^_^)
しかし、本当にそれで良いのでしょうか??
個人的な意見として、僕は現在のような流れの本当の『狙い』は、
『既存の保有資産』と『実質の国債償還額』を『目減らすこと』と考えます。
『お金のセッション』では良く使うたとえ話ですが、
約4年前の『1USD=80円』から比べて、2015年末の『1USD=120円』の状況では、
『JPY』は、世界の基軸通貨『USD』に対して約40%も価値を下げました。
日本人の多くは、4年前に自身の金融機関口座に『1000万円』あったとして、
現在も残高が『1000万円』と記帳されていれば、『価値が保たれた』と考えます。
しかし、これは正しくありません。
『数字』上では同じことでも、その『本質的価値』は大きく下げています。
そのことに、日本国民は見付いているのでしょうか??
新聞・テレビを始め、多くのメディアでは1つの視点で報道がされます。
これからは、その『情報』に対して、自分の頭でジャッジする力が必要です。
目の前の刹那的な動きに、惑わされないでください(^_^)
変化のスピードが速い時代だからこそ、自ら行動する人の道は拓けます。
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