今日のテーマは、『2018年も、会社員の給与は上がらない』です(^_^)★
いきなり、物議を醸すテーマですよね(笑)
ようやく、『2017年』という年が終わろうとしている。
早いもので、あと2週間程度で終わってしまいます。
皆さんは、この1年はどのような年でしたか??
何か、大きな『変化』はありましたか??
自身の『理想の人生』に向けて、何か具体的に進んだでしょうか??
職業、ライフスタイル、住居、学生から社会人になったり、
様々な『変化』を経験された方もいらっしゃると思います。
私自身も感じていますが、『年末年始』というのは、
自身の人生を振り返る意味で、やはり良い『節目』になりますよね。
この『節目』に振り返りをしっかりするのと、しないのと、
その違いにより、人生の『充実度』も大きく変わってくると思います。
それで、
『今年は、こんな事や、あんな事があったよな。』
『来年は、こんな1年にしたいな〜』と思い描く時に、
『来年(2018年)も、会社員の給与は上がりません!』と、
いきなり悲壮感漂うことを、簡単に言い放ってしまうのです(笑)
『もう、夢も希望もないわ。』と、
過度に落ち込まれる方がいらっしゃらない事を願います(笑)
ある著名な方に対して、
ポジティブなメッセージばかり発信される理由を、直接聞いた事があります。
その時、その方は、
『本当は、頭の中では無理だと思っていても、
大丈夫だよ!、出来るよ!と言ってあげる』と仰られていました。
私自身、これは1つの『正解』だと思います。
相手の『可能性』を無条件に信じてあげる事で、
その方の『能力』を最大限に引き出そうとする。
勿論、
その方も前提条件として『本当は無理だと思っていても』と仰られているように、
この方法で全ての方々が、本当に最大限の『能力』を発揮できる訳ではありません。
むしろ、
この『自己重要感』を満たすポジティブな方法でも、
やはり実際に実現できるのは少数派で、
大部分の多くの方々は『夢』破れていくことになる。
この『ポジティブ・メッセージ理論(勝手に命名)』が、
相手を引き上げていく方法だとしたら、私の方法は少し異なります。
『(現時点で)出来てない』『(そのままでは)無理だよ』と思った時は、
その事実を、素直に相手にお伝えする。
勿論、
そこには『改善すれば、出来る』という想いがあるからで、
その想い無く『無理だよ』と言えば、それは単なる批判でしかありません。
実際に『出来てないよ』『このままでは無理だよ』と言う事で、
相手の方に気付いて、方向性を改めてくれる『きっかけ』にして欲しい想いがあります。
それで、
今日のテーマの話に戻ると、
『2018年、会社員の方々の給与が上がらない。むしろ、減る。』というのは事実です。
この事実を無視して、現実逃避ばかりして、
『皆さん、来年は給与が上がりますよ。』というのは、私自身は無責任だと感じています。
ただでさえ、実際に給与が減ったら痛いのに、
『増える』と思っていて減ったら、それこそ『バブル・パンチ』食らったようですもんね(笑)
だから、
これから迫り来る『未来』は正しく見据えて、
真正面から、しっかり向き合って対応していくことが大切です(^_^)
『安倍首相、来年(2018年)春闘で3%の賃上げ要求へ』
このような記事を、皆さんも一度は見られた事があると思います。
そもそも、政府が企業に向けて『賃上げ要求をする』という、
『異常事態』についても、相当違和感あるのは私だけでしょうか??
先日のブログでも書かせて頂いたように、
『企業』の第一命題は『ゴーイング・コンサーン(継続・持続)』。
もし仮に政府介入で『賃上げ』が実現されたとしても、
この圧力による『賃上げ』により経営環境・状況が悪化して、
『雇用している社員は賃上げ達成しましたが、リストラもしました。』では洒落になりません。
政府としては、(特に東証一部上場などの大企業は)
『内部留保も過去最高額に積み上げているから、それくらい出来るだろ』理論なのでしょう。
しかし、
実際にビジネスをされている方はわかると思いますが、
いくら現在のフローが良くても、内部留保を溜め込んでも、
それが将来持続可能であることの保証はどこにも無い訳です。
経営判断は、部外者が口出しする問題ではない。
それは、実際に経営している本人しかわからない所です。
ただ、それを差っ引いたとしても、
『政府自ら賃上げ要求してくれる』という事は、一抹の期待を持ってしまいそうです。
でも、実際はどうなのでしょう(^_^)
確かに、首相御自らの要求ですので、
これには大企業も無視は出来ないと考えます。
実際の『3%』は無理であっても、
何かしら『ポーズ』としての賃上げは、多くの企業がするんじゃないかな。
『え??それなら、来年(2018年)は給与上がるやん。』
皆さんも、そう思いますよね(^_^)
でもね、
現在、政府が推し進める『働き方改革』が仇となり、
この『賃上げ』部分は、簡単に打ち消される事が予想されます。
今後、
政府が大企業を中心に導入を目指す『残業上限法案』が実施された場合、
大和総研が発表する予想値では、日本全体で『約8兆5000億円』の賃金が抑制されます。
これが、
現在の賃金ベースで考えたら、日本全体としてちょうど『3%』に相当します。
ね、仮に『賃上げ』しても、簡単に無くなるでしょう(^_^)??
私も大卒で『会社員』を経験しましたが、
その頃と今では、数年でも劇的な変化が見られていると思います。
当時は、50歳も過ぎた良いオッサンたちが、
『小遣い稼ぎ』と言って、全く必要ない残業・休日出勤を繰り返していました。
いい大人にもなって、収入を上げる方法が、
欧米では『無能の象徴』とされる『残業』というのが、なんとも泣けてきます。
ただ、これも今では抑制されているようで(当たり前や!)、
会社員時代の同期からも、『残業・休日出勤が出来なくなった』という話はよく聞きます。
また、
加えて、社会保険料の負担分も増加していますよね。
今年(2017年)9月から、厚生年金保険の保険料率は、
現状、最高値を言われる『18.300%』にまで上昇しました。
これも暫定的な値に過ぎず、
現在の日本経済の現状を考えると、いずれ近い将来また上昇し始めます。
『年金保険料』『健康保険料』に関しては、
会社員の方々は源泉徴収スタイルで、逃れようがありませんもんね。
以上、
いくら政府主導で数%の『賃上げ』を推し進めたとしても、
来年以降も、会社員の方々の給与が上がる可能性は低そうです。
勿論、
今日の話は総論としての話なので、
業績好調企業、成績優秀者などはアップする方もいらっしゃるでしょうが。
ただ、日本全体としては、大部分の方々が『賃下げ』です。
そこで大切になってくるのが、
『その状況を踏まえて、あなたはどうしますか??』、という事。
確かに、
『賃金』は今後も上がらない可能性が高そうですが、
その事と『あなたが資産形成可能な事』は、完全に『イコール』ではありません。
現状を正しく捉えて、まっすぐ、真正面から向き合う。
そうする事で、周りの環境は好ましくないように見えても、
自ら『主導権』を持って、人生を展開させていく事は可能です。
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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、
本当に人生は好転していくものだと思います。
ぜひ勇気を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
皆さんに直接お会い出来るのを楽しみにしております(^_^)★
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井上耕太事務所
代表 井上耕太