今日のテーマは、『75年の時を経て、日本と米国の国力差は埋まったか??』です。
世間一般的には、本日が大型連休(GW)最終日ですよね。
マスコミ報道は、観光地の人出が前年比で増加しているとか、
新幹線予約は閑散としているとか、諸説あって分かりません。
それでも、
『和を以て尊しとす』ことを善とする、大半の日本人は、
律儀に『ステイ・ホーム』を遵守していると予想します。
私自身、今回のGWはどこにも遠出することなく、
ほぼ『半径1キロ』ほどの生活圏で過ごしました。
と言っても、
目下、『緊急事態宣言』が絶賛発令中である大阪では、
『街全体がクローズしている』という事が主因ですが。
街中では、飲食店、商業施設等もほぼ閉まっている為、
わざわざ『外出をする理由』が見当たらないんですね。
結果的に、善良な市民として、感染予防に励む事ができ、
医療従事者の皆さんにもご迷惑お掛けせずに済みますが。
冷静に振り返ると、
最近では、クライアントさんへの情報提供・個人面談も、
ビジネス上のミーティングも、ほぼ全てがオンライン化。
確かに、
【感染リスク軽減】や【業務効率化】等の利点も有りますが、
基本、典型的なアナログ人間の身としては、味気ないですね。
やはり、
人とはリアル(対面)でお会いして、話をすることで、
『言葉』以外から得られる情報というものがあります。
願わくば、
『新型コロナ・ウイルス』問題が世界的に収束した際にも、
オンライン化主流の風潮が、標準化されない事を祈ります。
もう少し話を続けると、
ちょうど1年前、2020年4月、5月期においても、
首都圏、関西圏は『緊急事態宣言』が発令中でしたね。
あの時、
『新型ウイルス』が世界中に蔓延する予想もなかったですが、
同様に、まさか1年後も『同じ状況』とは思いませんでした。
勿論、
100年前に流行した『スペイン風邪』の歴史的経験から、
『第二波』以降の影響の方が甚大だとの予測もありました。
しかし、
こうも『予測通り』というか、変異株含めた感染拡大が続き、
緊急事態、医療現場のひっ迫が叫ばれると、ゲンナリします。
報道によると、
海外の先進諸国は、ワクチン接種も日本より順調に進んでおり、
『ビフォー・コロナ』の生活様式が、戻りつつある地域もある。
それに引き換え、
私たちが生活する『日本』では、2021年5月を迎えた今尚、
『新型ウイルス出現直後』と、まったく同じ状況に留まります。
いや、
『第一波』が過ぎ去った、昨夏から昨秋の時期と比べると、
今の状況は、半年前よりも酷くなっているかも知れません。
完全に、収束に向けて『後退』しています。
全国各地では、『自粛』を守らない人に批判が集まりますが、
自身はしないながらも、気持ちは分からなくもないですよね。
『夕陽に向かって走れ!』の号令が、完全に無意味なのと同様、
『出口』の兆しすら見えてこない自粛生活は、相当厳しいです。
恐らく、もう『限界』を迎えている方々も、多いですよね。
そんな中、世界の覇権国・米国からは、
耳を疑うような報道が入って来ました。
『シアトル・マリナーズ、来場者に予約なし・無償ワクチン提供へ』
かつて、レジェンド・イチロー選手も在籍したことで、
日本人の中でも、とても『馴染み』のある球団ですね。
そのマリナーズが、
日本時間5日(現地5月4日)のオリオールズ戦から、
球場来場者にワクチン無料接種サービスを展開します。
具体的には、
球場内3箇所に設置されている接種会場に出向けば、
予約なし・完全無料で、希望者は接種が受けられる。
更に、
ジョンソン&ジョンソン社製、若しくは、モデルナ社製、
『選択権』が接種希望者にあるということにも仰天です。
なんという『大盤振る舞い』なのでしょうか。
片や、
日本国内では、優先接種対象の高齢者分すら十分確保出来ず、
全国各地の自治体が、四苦八苦、対応しているにも関わらず。
遂に、
覇権国・米国の『いちメジャーリーグ球団』という組織が、
『日本』という国家の対応レベルをも超えてしまいました。
なかなか、ショッキングな出来事ですよね。
今から約75年前、
両者が『第二次世界大戦』を展開していた1945年には、
『日本』と『米国』には、圧倒的な国力の差がありました。
元々、
軍事力の発達レベル以前に、国土、人口、資源確保の観点から、
日本には、『勝算』など1%すら無かった戦いだと言われます。
その状況で、何故、日本が世界大戦を仕掛けた(?)のか、
私自身、専門家ではないため、その真偽は分かり得ません。
両者の『国力差』を示す事例は、枚挙に遑がありませんが、
『ブレトン・ウッズ協定』も、その1つの事例と考えます。
大戦末期、
日本国が『国家総動員』で、満身創痍で戦っていた同じ時期、
米国は『基軸通貨特権』を獲得し、世界の覇権を手中にした。
勿論、
戦闘の前線では、お互いに命を懸けて戦っていたでしょうが、
『国家』全体として、悲惨なほどの『国力差』が有りました。
果たして、75年の時を経て、その差は埋まったのでしょうか??
正直、私自身も、その『正確な答え』は分かりません。
しかし、現状の日本が『良くない』ことは、肌感覚で分かります。
恐らく、今の状況を『ポジティブ』に捉える国民はいないはずです。
その辺り、私たちは、冷静に判断する能力も求められています。
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