今日のテーマは、『日本の未来に対するネガティブな現実を、正しく理解すること』です。
最初に断ると、私自身、人並みに『愛国心』はあります。
30代も後半に差し掛かり、より強く実感していますが、
自らのアイデンティティは、間違いなく『日本人』です。
コロナ前、
日常的に海外渡航できていた時代には、帰国すると必ず、
日本という島国の『素晴らしさ』を実感させられたもの。
恐らく、
これについて、異論を唱えて来られる人は、殆どおらず、
治安、住環境、食、文化、気候まで含めて快適そのもの。
ここまで、好条件が揃っている国も、そう存在しません。
しかし、
現在の日本国が提供してくれる『快適さ』が、未来永劫、
続くかと聞かれたら、ネガティブにならざるを得ません。
先日、
財務省公表のデータによると、2022年3月末時点で、
国の長期債務残高は『1017兆1072億円』に上昇。
これは、
純粋に、税収により返済しなければならない『借金』で、
この括りで、史上初めて『1000兆円』突破しました。
因みに、
借入金、政府短期証券等を合わせた所謂『借金総額』は、
さらなる天文学的数字の『1241兆3074億円』に。
これが、『1人あたりの借金1000万円』の所以です。
話を戻すと、
日本国の長期債務残高は、私が、高校生だった20年前、
2002年時点では、『485兆円』程度の数字でした。
*数字感覚が麻痺しているところが、怖いのですが(笑)
その後、
18年連続増という、タイガース以上の連敗期間を経て、
『2倍超』の債務を積み上げるという結果になりました。
果たして、積み上げた借金は、返済可能なのでしょうか。
現実的には、『不可能』と考えて、間違いないでしょう。
実際、
2021年度の1年間、長期債務残高は44兆円の増加。
確かに、
諸々動乱に対応する為、特別計上した支出もありますが、
そもそもの『借金体質』は、それ以前からあるものです。
世間には、
自国通貨建の債務は、長期的には、実質返済不要という、
まことしやかな理論が展開されることも理解しています。
ただ、私自身、真理に外れる考え方は、支持しませんが。
仮に、
日本が、国家としての『借金』を返済する術があるなら、
シンプルに、国民から徴収する税金で返済する方法です。
しかし、
この正攻法も、既に将来的な『暗雲』は立ち込めていて、
担い手である『子ども』の減少に歯止めが掛かりません。
2021年度、
出生数は、前年比1.3%減少の『84万2131人』で、
そもそも、将来の先行き不安から婚姻数自体が大幅減少。
ご理解される通り、
この状況が、突如、ドラスティックに変わる訳でもなく、
緩やかな(それでも想定より早く)悪化が既定路線です。
国も、個人も、借金を積み上げる組織は将来的に滅びる。
こちらも、先日ご紹介したジム・ロジャーズの言葉です。
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対面・オンライン開催ともに、5ヶ月ぶりに再開します。
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