今日のテーマは、『資産形成を実行する上で、私たち日本人がアップデートすべきこと』です。
昨日の公式ブログでは、
『日経平均バブル超えのための重要ポイント』と題して、
投資マネーが市場全体に浸透する必要性を紹介しました。
奇しくも、
日本市場は2営業日連続のマイナス調整となったものの、
長期的な視点では、まったく問題ないはと考えています。
相当高い確率で、
年内に覇権国・米国の数年単位に及ぶブル相場が始まり、
それに牽引される形で世界全体の株式市場も上昇します。
もちろん、
日本市場もその恩恵に与ると予想しており、日経平均が、
バブル期に記録した最高値を超える可能性も十分にある。
それどころか、
その先にある、4万円の大台突破も射程圏に捉えていて、
資本主義経済の原理・原則で考えればその方が自然です。
むしろ、
緩やかなインフレーションが前提となる経済システムで、
30年間を超えて経済が停滞していたことが不思議です。
それでは、
冒頭から紹介してきた通り、久々に勢いある日本市場は、
このまま何もリスクなく順風満帆に展開するでしょうか。
私自身、
昨年から、繰り返し、繰り返し指摘してきたことですが、
熱狂する日本経済にも1つだけ大きな懸念点があります。
それは、
実際にマークしている方々は、既に気付かれている通り、
為替市場が『以前の水準』まで回帰して来ないことです。
前述の通り、
米国市場の上昇は、2024年内に確実に始まりますが、
その起点となるイベントは政策金利の『利下げ』であり、
実行される時期は、刻一刻と間違いなく近付いています。
当然、
パウエル・FRB長官は早期の利下げ観測を牽制しますが、
だからと言って、それが起こらない確率は限りなくゼロ。
にも関わらず、
日米の金利差拡大を理由に2年間も続いた円安(?)は、
新たな定常状態となりつつある水準を抜け出せずにいる。
直近、
新体制・日銀の金利正常化を指摘する意見もありますが、
政策金利が欧米と同等水準になることなど有り得ません。
つまり、
今の為替水準は純粋に日本円のプレゼンスを表しており、
世界マーケットで求められていないことを意味しないか。
若しくは、
今年7月以降、私たちを待ち受けているのかも知れない、
『日本円』という通貨を巡る動乱リスクを含んでいるか。
何れにせよ、
2010年前後に経験した『強い日本円』の再来はなく、
1ドル=110円の水準すら既に絶望的になっています。
今後の世界で、
ライフプランを検討する(資産形成を実行する)上では、
バランス良く『外貨』に分散することが常識化している。
為替に関しての概念も、早急にアップデートが必要です。
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2023年1月より【セミリタイア生活】に入っており、
オープン形式の【資産形成セミナー】の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太