今日のテーマは、『自由競争が原則の資本主義システムは、嫌悪されるべきものなのか』です。
昨日の公式ブログでは、
『日本版のウェルビーイングに感じる違和感』と題して、
今の状態を過度に重要視することの危険性を示しました。
繰り返しますが、
メンタル・バランスが崩れる時は誰しもあると思うので、
一時的にその考え方に縋ってしまうことは否定しません。
もしかすると、それが有効に機能する時もあるでしょう。
ただし、
何事にもバランスは大切で、ウェルビーイングの偏重は、
人間は本能的に持つ『向上心』を蝕んでしまう可能性も。
奇しくも、
解釈が派生して独自進化する日本版ウェルビーイングは、
私たちが生活する世界で、前提条件として存在している、
資本主義の対極にある考え方・概念なのかも知れません。
以前から、
どちらかと言うと社会主義・共産主義に傾倒する方々が、
『資本主義』を悪者として槍玉にあげる時がありますね。
その際、
個人も企業も、利益を追い求める姿勢を否定的に捉えて、
社会全体として経済格差が拡大することが嫌悪されます。
不思議なことに、
自由競争・利益追求ゆえに社会が発展したことは事実で、
自らもその恩恵を享受していることは触れられませんが。
このあたり、
自らの日常生活が自然環境に影響を与えるにも関わらず、
それを無視して環境保護を声高に叫ぶ活動家と同じです。
もちろん、
過度な資本主義がネガティブな結果を招いたこともあり、
それそのものも100%の善という存在ではありません。
しかし、
その事実を差し引いても、大部分は上手く機能しており、
私たちが求める、より良い生活を実現するシステムです。
例えば、
刷新されてスタートした新NISAは、2024年の上半期、
その取引総額が7.5兆円を突破することが判明しました。
2014年、
従来版NISAの初動期と比較しても約4倍の開きがあり、
全体に占める個別銘柄への資金流入は4割に到達します。
ご存知の通り、
資本主義にとって『お金』はエネルギーそのものなので、
巨額マネーを飲み込み、本格的な上昇はこれから始まる。
欠点にフォーカスして、社会への不平・不満を嘆くより、
有効活用するほうが、よほど建設的な生き方と考えます。
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昨年(2023年)よりセミリタイア生活に入っており、
今後の主催セミナー(オープン形式)の開催は未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太