『北海道拓殖銀行』破綻から20年に考えること★

今日のテーマは、『北海道拓殖銀行破綻から20年に考えること』です(^_^)★

 

 

1997年11月、2つの巨大金融機関が連続して経営破綻しました。

 

 

1つは、『山一證券』。

 

 

その昔は『エリート会社員』の1つの象徴だった、日本四大証券会社の一角。

 

 

破綻後に出てきた内部文書に目を通すと、

晩年の『財務状況』と、詐欺紛いの手法で顧客からお金を集めた『資金繰り』には酷いものがあります。

 

 

しかし、

 

 

経営破綻直前であっても、

そこに勤める社員は、自らが所属する会社を信じ切っており、

収入はおろか、資産さえも自社株保有していたのは有名な話。

 

 

内部の人間すら想像もしていなかった巨大金融機関が経営破綻したことは、

世間に対して、とても大きなインパクトを与えました。

 

 

当時、中学1年を過ごしていた私も、

『笑っていいとも!』での印象的な場面を覚えています。

 

 

関根勤さんが、素人応募企画で出てきたお子さんへの質問で、

『お父さんは、何を(職業)しているの??』と聞くと、

子どもから『いつも、家でゴロゴロしてる』との返答が。

 

 

出演者のタレントが『??』と疑問を感じながら、

『ははは〜、日曜日は家でゴロゴロしてんるんだな。』と思って笑いました。

 

 

が!!!!

 

 

すかさずお母さんが『山一だったんです、、、、』と答え、

スタジオ中に、『凍りついた空気』が張り詰めました。

 

 

この時、

 

 

『大人がこんなに凍りつくんだから、本当に凄いことが起こったんだな』と感じましたね(^_^)

 

 

事実、

 

 

20年経った今でもその場面を鮮明に覚えていて、

こうして今日の公式サイトブログにも書かせて頂いてます。

 

 

本当に、インパクトの大きな出来事でした。

 

 

時を同じくして、経営破綻した巨大金融機関がもう1つ。

 

 

それが、今日のタイトルで挙げた『北海道拓殖銀行』です。

 

 

我が地元・岡山県が生んだ総理大臣・橋本龍太郎さんが、

『金融機関の国際競争力の強化』を表向きの理由に、1996年に宣言した『金融ビッグバン』。

 

 

北海道拓殖銀行はじめ、

バブル崩壊時の不良債権を多く保有していた金融機関を中心に、

一気に信用不安が高まり、全国でも預金引出しが加速します。

 

 

『預金資産10億円』を越える大口定期性預金。

 

 

各金融機関にとっては、日々、

ビジネスをしていく上でのランニングコストの『生命線』とも言えるこの資金。

 

 

これが、北海道拓殖銀行では、

1996年秋からの半年間で『約1兆円』超も流出してしまいました。

 

 

金融機関関係者の方が読んでいたら実感出来るでしょうが、

このレベルで預金を引き出されてしまったら、

一体、何人のクビが飛んだのかと想像を絶する数字です。

 

 

経営破綻該当年の1997年に入ってからは資金繰りも相当に厳しかったようで、

遂に、20年前の11月17日、経営破綻する日を迎えてしまいました。

 

 

誤解を恐れずに言うと、

 

 

『不良債権』を多く抱えていたからといって、

金融機関が経営破綻してしまうという一般的な考えは、実は、理屈が通りません。

 

 

金融界における『信用創造』全盛の昨今、

 

 

『不良債権』として計上されるマイナスの数字も、

元を正せば、金融機関さえも最初は保有しておらず、

『信用創造』の名の下に、生み出された空想の価値だからです。

 

 

しかし、

 

 

それが『信用リスク』の低下につながると世間に認識されると、

瞬く間に、『資金の逆流』が起こり、拓銀は経営破綻への道を加速させました。

 

 

『日本拓殖銀行』という金融機関自体を見れば、

経営破綻への道が始まる前と、始まる後と、違いは全く無かったはずです。

 

 

ただ、

 

 

世間がそれを『リスク』と認識し、

『人』が一気に同じ方向に動くことで、結末は『経営破綻』へと傾いていったのです。

 

 

それまでは、何も変化は無かったように見えた、

むしろ、平穏な日々が流れているように見えても、

 

 

『リスク』が顕在化された時には、

もう、既に『取り返しのつかない事態』に陥っている場面は多々あります。

 

 

これは、現在の日本経済でも同じではないでしょうか??

 

 

1997年は、『山一證券』『北海道拓殖銀行』という、

一企業、一金融機関に限定された話で済みました。

(*関係者の方々は、大変な思いをされたでしょうが。)

 

 

しかし、

 

 

今後の日本経済の話では、国民一人一人に直結し、

皆さん自身が、直接影響を受けるほど、インパクトの大きな出来事が起きる。

 

 

今は、今日は、何も変わりなく、

昨日までと変わらない日々が流れているように感じてしまいます。

 

 

でも、

 

 

既に、膨大に積み上げられた国家債務は、毎年膨張を続け、

社会保障不安は、私たちの『孫の代』まで続く見込み、、、、。

 

 

加えて、

 

 

第二次安倍政権発足以来、会社員の実質賃金は3%下落の現状をみれば、

私たちが想像する以上に近い将来、『ブラックスワン』が現れるのは目に見えています。

 

 

世間の皆さんが『リスク』を認識し、

それが顕在化された時には、既に末期症状になってしまっていると思うのです。

 

 

実際にいらっしゃたかどうか分かりませんが、

 

 

『山一證券』『北海道拓殖銀行』の経営危機が顕在化される前、

着実に、『リスクヘッジ』の準備を進めていた人は、助かったと思います。

 

 

皆さんは、ちゃんと『準備』を進めていますか??

 

 

何も『準備』をしていなければ、

多くの方々同様、自身が所属する組織とともに沈んでいくことになります。

 

 

そんな時、自分自身はもちろん、

家族、配偶者、お子さんを守れるでしょうか??

 

 

自ら勉強、行動し、『準備』を進めていくことは、

自分の周りの人間も守ることに繋がります(^_^)

 

 

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『具体的なアクション』を起こすことでのみ、

本当に人生は好転していくものだと思います。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
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