今日のテーマは、『あなたは、自分以外の誰かに期待していませんか??』です。
4月も最終盤に差し掛かりました。
今月初め、
4月7日に発表された『緊急事態宣言』も、
延長される可能性が、濃厚になりましたね。
『生命』を取るか、『経済』を取るか。
非常に難しい『決断』を迫られる時が、近付いていると感じます。
先日、
某報道番組を観ていた時、出演するキャスターが、
『経済も、言葉を変えれば、生命ですよね』と発言していました。
『真理』を突いた、とても賢い方だなという印象を受けました。
勿論、
『新型ウイルス』に感染された方々、
最前線で闘う医療従事者の方々のご苦労は、大変なものと想像します。
しかし、
私を含めて、『非・感染者』の人間が無事かと言えば、そうではなく、
今回の『コロナ危機』は、世界中、全ての人間に影響を与えています。
先日の公式ブログでは、
『コロナ関連倒産企業』が、日本全国100社突破とご紹介しましたが、
恐らく、GW明けの5月7日までに、この数字は、まだまだ急増します。
当然、
企業経営者を始め、該当企業で働いていた方々は職を失い、
『収入』が途絶えてしまっている方々も、多数存在します。
また、
各メディアも報道している通り、
今回、日本政府から発表される『雇用助成制度』には、
『保障』領域について『限界』があることは明白です。
更に、
その『雇用助成制度』すら、現時点の受理件数は250件程度に留まり、
対相談件数比『0.01%』の企業しか、支援されていないのが実情です。
現行、メガバンク『普通預金金利』の数字と同等ですね。
このような状況ですから、
仮に、『会社』として持ち堪えていようとも、『収入』が減少、
若しくは、既に、ストップしている方々も多くいると思います。
人によっては『転職』を視野に入れて、活動スタートした方々もいますよね。
しかし、
ここまで、世界全体の『経済』がストップしている状況では、
そもそも、世の中に『仕事』というものが存在していません。
仮に、
『巣篭もり消費』と表現される『個人向け物流』が増加しても、
社会全体の『損失分』をカバーするほど、増加はしていません。
そうなると、
『Uber Eats』のような宅配事業に参入者が増えたとしても、
結局は、市場の限られた『パイ』を取り合うことになります。
もしも、
あなた自身、仕事が『休業期間』に入っているにも関わらず、
会社から、『休業手当』を支払われる幸運に恵まれていても、
その状況も、長くは続かないことを覚悟した方が良いでしょう。
少し考えれば『当たり前』なのですが、
『休業』している企業が、社員に『休業手当』を支払う為には、
収入ゼロの為、『内部留保』を取り崩していく必要があります。
日銀の原資すら、底を突きつつある現状、
当然、『内部留保』を潤沢に保有している企業などは、極僅かであり、
その状況を、中長期的に継続することは、到底『不可能』と考えます。
にも関わらず、
先日の『公式ブログ』にも取り上げた通り、
『健全な危機感』を持たない方々は、どこか『他人事』なんですよね。
そういった方々には、『思考回路』の根底に、
次のような『甘えた考え方』があると感じます。
『国が、会社が、親・親族が、どうにかしてくれる。』
皆さんは、『心当たり』はありませんか??
いよいよ、
来月からは『現金10万円給付』もスタートするようですが、
多くの方々は、今後も、『魚』を与えられることを期待しています。
また、
『休業手当』を支給してもらっている会社員の方々は、
まさか、自分の『雇用』が失われるなど考えて無いし、
勿論、『会社』が倒産するなど想像してもいません。
更に、
最近では、30歳を超えても、実家暮らしする民族が存在しますが、
彼ら・彼女らは、20歳を遥かに超えた『いい大人』にも関わらず、
『親のスネ』を、かじり続けています。
『自然の摂理』として、
親御さんの方が、先に天寿をまっとうされる確率は高いですが、
親御さんに先立たれた後、彼ら・彼女らはどうするのでしょう。
悲しい哉、『自力で生きていく能力』は、持たないでしょう。
この期に及んで、『他人事感』を纏った方々に遭遇し、本当に驚愕します。
彼ら・彼女らが、一刻も早く、目を覚まされることを願います。
連日中継される『国会答弁』を観ている方であれば分かりますが、
日本政府は、企業に対する『休業補償』は、厳しいとの意見を明確に述べています。
果たして、
国が、本当に『(現金としての)保有資産』を持たないかは、不明ですが、
少なくとも、『コロナ危機』が長期化しようとも、保障は期待出来ません。
『元も子もない話』ですが、
『企業』であれ、『個人』であれ、この状況に到達してしまっては、
『経済的基盤』が構築できていた者だけが、生き残る事が出来ます。
ただし、
そうでない方々が、幸運にも生き残ることが出来たとしても、
今回の『コロナ危機』を、忘れ去ってしまってはいけません。
何故なら、
私たちの、『100年時代』と言われる長期化した人生の中では、
『ブラックスワン』は、必ず、今後も何度もやって来るからです。
『経験』『歴史』を教訓に、きちんと学んだ者だけが、生き残ることが出来ます。
『自分以外の誰か』に期待するのではなく、
常に、『自ら備える』ことが大切だと、ご認識頂けたら幸いです。
尚、
定期開催する『資産形成セミナー』は、来月(5月)以降も暫くの期間、
大阪・神戸ともに、『完全個別:Zoom受講』へと切り替えて行います。
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最後になりますが、
新型コロナ・ウイルス感染拡大に伴う、事態の早期収束・終息と、
ご覧頂いている皆様のご健康を、心より、お祈り申し上げます。
井上耕太事務所
代表 井上耕太