アジアの【眠れる獅子】は、20世紀の【覇権国】に打ち勝てるのか??

今日のテーマは、『アジアの眠れる獅子は、20世紀の覇権国に打ち勝てるのか??』です。

 

 

アジアの眠れる獅子、中国の勢いが鈍化しています。

 

 

昨年は、新型ウイルス震源地として注目されました。

 

 

果たして、『新型ウイルス』という世界的社会現象を、

『解決策』を持って、仕組まれたものか分かりません。

 

 

シナリオとして、大変興味を惹かれる話題展開ですが、

WHOすら結論出せない状況、完全に真偽は不明です。

 

 

しかし、

 

 

昨年末時点、欧米での感染拡大を尻目に、間違いなく、

中国は、完全に『一人勝ち』の様相を呈していました。

 

 

人口13億とも、14億とも言われる、世界的な大国。

 

 

『新型ウイルス』により、国家間の移動が制限されても、

国内の『内需』だけで、他国を圧倒する規模があります。

 

 

仮に、

 

 

海外諸国からの『観光客』を受け入れなかったとしても、

自国の国民だけで、中国全土の観光地を潤すことが可能。

 

 

むしろ、

 

 

これまで、海外諸国に落としていた『お金』を考えると、

コロナ禍の『移動制限』は、超過リターンが得られます。

 

 

そもそも、

 

 

前述の『人口13億人』は、覇権国の約4倍にも相当し、

埋蔵エネルギー、各種資源の観点でも、他国依存度ゼロ。

 

 

唯一、

 

 

世界で『中国』という国だけが、全ての要素を考慮しても、

20世紀の覇権国に、打ち勝てるポテンシャルを持ちます。

 

 

しかし、

 

 

ここに来て、その勢いには『陰り』が見え始めており、

以前感じた『存在感』は、日増しに薄れつつあります。

 

 

先日、

 

 

中国共産党創立100年を祝う式典も開催されましたが、

習近平総書記は復興アピールするものの、道筋について、

具体的に明言することは、避けられる展開となりました。

 

 

確かに、

 

 

米国・バイデン政権が推し進める政策が期待に反した場合、

2031年『世界覇権交代』を予測する意見は存在します。

 

 

もしも、

 

 

それが実現した場合、約100年に渡り維持された覇権は、

『米国』から太平洋を横断して『中国』に移ることになる。

 

 

また、

 

 

冒険者として知られる世界的投資家ジム・ロジャーズ氏も、

投資対象としての『中国』に、好意的意見を寄せています。

 

 

その理由は、

 

 

前述の通り、『中国』という国家が持つポテンシャルと、

日本同様、勤勉、倹約を善とする『国民性』を挙げます。

 

 

ロジャーズ氏曰く、

 

 

『(お金が)在ったら、使う』という思考回路が大半の、

陽気な欧米諸国の人々と、根本的な資質が違うのだとか。

 

 

しかし、

 

 

当然、すんなりと物事(覇権交代)が展開するはずもなく、

中国は、中国で、様々な国家リスクを孕みながら進みます。

 

 

例えば、

 

 

先日紹介した『日本国』と同様、中国も景気刺激策により、

昨年(2020年)は、膨大な国家債務を積み上げました。

 

 

また、

 

 

長期的に続いた習近平政権も、世代交代の時期は近付き、

時期政権が改革失敗すれば、世界覇権奪取も遠のきます。

 

 

更に、

 

 

中国共産党の『一党独裁政治』は、批判対象となり易く、

経済的観点に関わらず、国際的孤立の可能性は常にある。

 

 

加えて、

 

 

そもそも論、現在公表されるGDPが水増しされていれば、

現・覇権国(米国)との経済格差は相当あることになる。

 

 

実際、

 

 

中国は、2000年代初頭の『高経済成長率』維持の為、

国内で『架空のインフラ整備』を進めた疑惑があります。

 

 

その結果、

 

 

中国全土には『100万人』規模の居住能力を保有する、

『ゴースト・タウン』が数知れず作り出されたのだとか。

 

 

以前、

 

 

実際の写真を見る機会がありましたが、100万都市が、

街ごと『廃墟』と化している映像は、相当衝撃的なもの。

 

 

更に、更に、

 

 

直近も話題になる、以前の『一人っ子政策』のツケは重く、

同国の生産年齢人口は、すでにピーク・アウトしています。

 

 

この辺り、

 

 

『日本』も、他人のことを言う資格・余裕はありませんが、

向こう30年、約30%(2.6億人)の減少を見込みます。

 

 

先ほど、

 

 

米国の『覇権』が、100年継続したことに触れましたが、

その権力が、脅かされた時期がなかった訳ではありません。

 

 

実際、

 

 

1980年代、その覇権を脅かしたのは我らが『日本』で、

その後、制裁を受けて『バブル崩壊』に追い込まれました。

 

 

結局、

 

 

日本国は『万年2位』のポジションを脱することが出来ず、

2021年現在、世界市場全体で『停滞』を続けています。

 

 

仮に、

 

 

『中国』も、このままダラダラ『第2位』に甘んじるなら、

20世紀の日本と同様、覇権奪取は厳しくなると考えます。

 

 

凡ゆる物事で、原則は一気呵成、取り切る必要があります。

 

 

如何に、ドラスティックに『覇権奪取』を実行できるか??

 

 

世界経済を左右するその動向に、暫く、注目が集まります。

 

 

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井上耕太事務所

代表 井上耕太

ABOUTこの記事をかいた人

井上 耕太

・独立系FP事務所【井上耕太事務所】代表。
・1984年4月21日生まれ。岡山県津山市出身。
・2008年 国立大学法人【神戸大学】卒業。

【保有資格】
・CFP®(国際ライセンス:認可番号 J-90244311)
・1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格:認可番号 第F11421005598号)

【活動実績】
・個人面談【人生を変えるお金のセッション】受講者は400組を超えており(*2022年4月時点)、活動拠点・大阪のみならず、全国から面談依頼が舞い込む。

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