今日のテーマは、『日本円の呪縛から解放されたとき、あなたは資産形成に成功する』です。
直近繰り返し取り上げますが、円安進行が止まりません。
いや、
過去に述べた通り、世間の円安という判断に根拠はなく、
むしろ、現状がスタンダードになると考えたほうが良い。
それでも、
2年前の為替水準と比較したとき、円安方向へと動いて、
対外的な『日本円』の効力が失われているのも事実です。
欧米に及ばないものの、
断続的に物価上昇する中、日本円の効力も薄まることは、
ダブルパンチで日本国民の生活を苦境へと追いやります。
そんな中、
社会的責任がなく、モラトリアム状態にある人を中心に、
海外渡航して収入を得る若者が急増していると言います。
確かに、
日本を除く、G7+オーストラリアの先進諸国においては、
無資格パートタイムワーカーの時給2000円超が常識。
さらに、
収益率の高い業界・店舗においては、日本円換算した際、
『時給3000円』を超えるケースも珍しくありません。
仮に、
この条件(時給3000円)で1日8時間、週に5日間、
働くケースを考えると月収は円換算40万円を超えます。
そして、
並行して滞在中の生活コストを抑えることに成功すれば、
毎月10ー20万円の余剰資金を確保する事も可能です。
翻って、
日本で会社員(正規・非正規問わず)として働く方々で、
『毎月10万円』を安定的に残せる人はいるでしょうか。
もちろん、
存在しないことはありませんが、条件を満たす人たちは、
母数(会社員全体)に対して、10%未満の少数派です。
これを以って、
無責任に会社を辞めてワーキングホリデー制度を利用し、
海外渡航して働くことを勧める訳では決してありません。
その真意は、
国内居住でも、海外居住でも、『日本円』という通貨が、
唯一無二だという概念を捨て去るほうが良いということ。
冒頭から、
敢えて『円換算』した数字を用いて話を展開しましたが、
『10万円』は、米ドル換算700ドルに満たない数字。
毎月、
その原資を確保することは『ない』ものよりマシですが、
資産形成を成功に導くため、十分な数字とは感じません。
今更ですが、資産形成は『基軸通貨』で考えるのが原則。
2023年、基軸通貨特権を有するのは『米ドル』です。
もし仮に、
あなたが、保有資産の大半、若しくはほとんどすべてを、
円建て・国内保有しているとしたら、完全なる時代遅れ。
思考回路を早急にアップデートする必要がありそうです。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太