今日のテーマは、『黒田総裁の値上げ容認発言に、日本国民の反応は一律か??』です。
先日、
東京都内で行われた、日銀・黒田東彦総裁の発言に、
ここ数日間、メディアでも批判が集中していますね。
『家計の値上げ許容度も高まっている』という発言。
恐らく、
賢明な読者の方々はご存知ですが、このフレーズは、
企業に対し『賃上げ』を訴求する場面でされたもの。
それを、
批判するネタを探しつづけるマスメディアや野党が、
フレーズのみ切り取って、注目を集めさせた形です。
正に、地獄への道は、善意で敷き詰められています。
私自身、
決して擁護する訳ではありませんが、野党議員には、
あげ足ばかり取らず、本来の仕事をしろと言いたい。
恐らく、
日本国民の大半が、政治家に対する『期待』と共に、
政治に関しての『興味・関心』すらも失っています。
それは、
与党、野党含めて、彼らがパフォーマンスに終始し、
日本をより良くする気持ちなどないことも一因です。
このまま話題が逸れそうなので、本題へと戻ります。
もし仮に、
前述の通り、黒田総裁発言のキリトリされた部分を、
日本国民の大半が、そのまま真実と認識したとして。
それに対する国民の反応は【一律】でしょうか??
実際、レスポンスは大きく『2つ』に分けられます。
①直近、凡ゆるもの・サービスが値上げされており、
発言をシリアスに捉えて、シンプルに激昂する人々。
そして、
②『その切り取られ方、まずいよね』と思いながら、
少し距離を置いて、物ごとを冷静に捉えられる人々。
両者を別つポイントは、一体何なのでしょうか??
現実問題、
日本国内の凡ゆるもの・サービスは値上げしており、
影響を受けるという点では、両者は共通しています。
しかし、
両者の反応を、まったく『反対方向』に別つ要因は、
『外貨資産』を保有するか、否かが関係しています。
現在、
進行中の値上げはコストプッシュ側面はあるものの、
昨日話題にした『円安進行』も、大きく関与します。
実際、
2022年始時点と比較して、僅か5ヶ月程の期間、
『日本円』は対米ドルで『15%』近く下げました。
もしも、
自らの資産を『国内・円建』フルベットしていたら、
今年だけで『15%』目減りさせた計算になります。
そこに、
繰り返し述べる『値上げ』のダブルパンチですから、
その状況の方々は、まさに『地獄ぐるま』ですよね。
しかし、
もしも資産の一部を『外貨保有』していたとしたら、
その部分は、労せず『15%』上昇したことになる。
仮に、
該当部分が、日本円換算『1億円』あったとしたら、
円建での資産増価額は『1500万円』になります。
食料品・日用品であれば、単価で数円〜数十円単位、
ユニクロのフリースでも1000円程の値上げです。
もちろん、
同じものを入手する支払額は低い方が理想的ですが、
このレベルであれば、余裕を持って静観が出来ます。
目下、
急速に進行中の『値上げ』に対して、国民の反応は、
決して『一律』でなく、大きく『2分』されている。
そういった事実も、理解しておく方が良さそうです。
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