今日のテーマは、『あなたは、自らの頭できちんと思考していますか??:後編』です。
昨日のテーマについて『続編』を書きたいと思います。
世界スタンダードで見ても、『日本人』という民族は、
『メディア』に対する耐性が、低いと言われています。
要は、『受信者サイド』に偏りやすいということです。
善くも悪くも、『権威』に対して従順な国民性であり、
報道されたことに対して、殆ど『疑うこと』をしない。
確かに、
『和を以って尊しとなす』国民性は素晴らしいですが、
反対に、権威者にとっては都合が良いことも事実です。
シンプルに、少しだけ(?)頭が弱いんですよね(笑)
権威者からすれば、自ら思考する人間ほど、面倒です。
起点がどこにあるか、私自身、明確には知りませんが、
2022年現在、国民の多くは飼い慣らされています。
その極一例が、昨日お示ししたようなことなのですが。
ここで『前置き』を切り上げて、『本題』に入ります。
先日、
『日本国』を代表すると言っても決して過言ではない、
国民的人気を誇る『2商品』値上げが発表されました。
改めて、言うまでもないですね(笑)
『カップラーメン』と『うまい棒』という2商品です。
これまで、
長きに渡り『税込10円』を維持してきたうまい棒は、
今年4月から『12円』と20%の大幅値上げ(?)。
更に、
直近も段階的に値上げが実行されたカップヌードルは、
6月出荷分から『200円』の大台を遂に突破します。
別に、
前述した『国民的2商品』に限らず、今月2月からは、
日常生活直結の食料品・必需品は相次ぎ値上げします。
コロナ禍、
日本国民の大部分は、決して経済的に恵まれませんが、
反比例して、生活コストは常に増大しつづけるのです。
ただし、これは『異常事態』という訳ではありません。
何故なら、
『無限拡大』を前提条件とする現代版:資本主義では、
緩やかなインフレ・物価上昇は、『定常状態』だから。
つまり、
緩やかにインフレーション(貨幣価値下落)が起こり、
物価上昇する日本は、理想的な形を辿っているのです。
そもそも、
私が生まれて、かれこれ『40年間』近く経ちますが、
社会全体の『値下げ』など、起こったことありません。
否、
正確には、今から30年近く前の平成初期に1度だけ、
日本国内に『デフレーション』があったと記憶します。
もちろん、
相対的な『円高』という要因もあったと推測しますが、
某ハンバーガーは、80円程の値段で食べられました。
ただ、
その後30年間は、現代版:資本主義経済の名の下に、
一貫して、日本国内の『物価』も上昇し続けています。
繰り返しますが、それ自体おかしい事ではないのです。
しかし、
私自身、問題だと感じるのは、その状況にも関わらず、
日本国政府が一貫して『デフレ』を喧伝していること。
更には、
デフレーションを脱却できていない(?)ことに伴い、
『物価上昇目標2%』についても未達と言い続けます。
果たして、何故、そのような発表になるのでしょうか。
私が考えることろ、可能性は『2つ』あると思います。
1つは、シンプルに日本政府が『嘘』をついている事。
経済統計の改竄は、最近は定期行事に成り下りました。
そして、
もう1つ、故意なる『不実の公表』がないのであれば、
そもそも、計測している数値自体が見当違いである事。
何れにせよ、まったく『実体』を反映出来ていません。
念の為、
ウィキ氏で『デフレーション』の定義を調べましたが、
そこには、下記のような文言にて説明されていました。
物価が継続的に下落していく経済現象であり、つまり、
モノに対して貨幣価値が上がっていく状態となること。
2022年現在の日本に、当て嵌まるでしょうか??
因みに、
日本政府・中央銀行が『デフレーション』を喧伝する、
私が考える理由は、前者・後者のハイブリッド型です。
つまり、
元々、インフレ進行の『事実』を公表する気などなく、
意識的に、見当違いな『数値』を計測して、立証する。
何故、
そのような『小細工』をする必要があるのかと言うと、
直近30年間、日本の平均年収が停滞しつづけるから。
要は、
『デフレだから、収入が上がらなくても仕方ない』と、
巧妙に(?)国民サイドを先導する、言い訳作戦です。
皆さんもご存知の通り、デフレなど起こっていません。
現代版:資本主義経済を変わらず選択している日本は、
今も、昔も、一貫して『インフレ』が起こっています。
自らの頭(脳)を活用して、きちんと『思考』しよう。
世の中を見抜ける『眼力』は、必要不可欠な能力です。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太