昨日のblogは、
『日本人にはリターンの概念が無い』という話でした★
今日は、それについて、
『忘れた理由』と『生まない理由』の話をします(^_^)
『リターン』
日本人が忘れてしまって久しい概念。
でも、ちょっと前までは皆知ってました。
少なくとも、50代~60代の親の世代には絶対にあった。
30代~40代より若い世代が、
この概念を知らない理由は簡単です。
『経験したこと無いから』
現在、銀行の普通預金の金利がゼロになって久しい。
300万円以上預けた場合の『スーパー定期』でさえ、
各金融機関『0.5%』程度のわずかな利息です。
『72の法則』で計算しても、
資産元本が2倍になるのに『1440年』かかる。
これ、『実質0』と変わるでしょうか??
『お金を預けたら、お金は殖える』
世界ではスタンダードなこの『概念』も、
経験したことない若い世代にとっては理解不能です。
また、先ほど『知ってた』とした50代以降の方々も、
『今は知らない』となってる可能性がとても高い。
それは、『バブル』で痛手を負ったから。
その『酸い』も『甘い』も経験した彼らは、
最後に体験した強烈な『ショック』により、
それまでの記憶も吹っ飛ばされてる可能性があります。
とても良い思いもしたでしょうが、
最後に大量の水をぶっかけられたことにより、
『労働対価こそが全て』となってしまいました。
以上、『忘れた理由』です。
で、『生まない理由』は大きく2つ。
①『国債』の長期金利も実質0状態。
皆さんあまりご存知ありませんが、
日本で許認可をとってる『保険』などは、
国債の組み入れ比率に基準があります。
また、『投資商品』の顔した保険であっても、
国債組み入れ比率が9割ほどのものもある。
『長期金利』、今いくらか知ってますか??
『0.4%』辺りをウロウロしてます。
ほぼ、『0:ゼロ』です。
わかりやすく言います。
『日本国債買ってるうちは、お金は殖えない。』
『日本国債』を買って『資産運用』とか言うてる人は、
自分が何をしているかわかっていない方と思います。
すでに『国債』は個人には売れてません。
だから、各金融機関を通して、間接的に国民に買わせてるのが現状です。
ちょっと前までは違いました。
1970年代、80年代では、
『長期金利』は5%とか6%とかがザラ。
最高では9%越えることもありました。
ベースが『0』か『9%』か。
今と昔ではスタート時点で既に差が明らかです。
②保険会社の『固定費』が高い。
運用では全く『殖えて』ないのに、
『人のお金』なので使う方はバンバン使います(笑)
金融機関関係者の割高な報酬。
バンバン流されるTV-CMに、街中に溢れる宣伝広告。
オフィスの共有スペースに陣取る、
香水&化粧のキツいオバハン勧誘員(笑)
これらの『コスト』がどうやって賄われているか、
皆さん考えられたことはありますか??
そうです、『加入者』から集めた『お金』です。
『国債』をベースに考えて運用している。
『殖えない』のに、『コスト』まで取っていかれる。
これが、あなたのお金が、お金を『生まない理由』です。
僕は常々言うてますが、
日本人は『労働』により『価値』を生むことは世界トップクラスです。
この能力があったから、
敗戦からの短期間で『経済大国』に登り詰めました。
でも、せっかく稼いだ大切な『お金』も、
その後の『扱い方』はめちゃくちゃ雑です。
皆さん、『お金』もっと大切に扱おう!
ちゃんと、『運用』して殖やそう(^_^)★