今日のテーマは、『あなたは、保有資産の一時的な減少を受け入れられますか??』です。
2022年、『株式市場』は厳しい環境が続いています。
いや、他市場(債券等)も決して状況は良くないですね。
一部、供給不安等の理由により、商品市場は高値ですが。
全体として、利益をあげられている投資家は少数派です。
実際、
先日、米・経済誌フォーブスが公表したところによると、
日本の富裕層トップ50の保有資産は、前年比30%減。
具体的な数字では、
前回調査『2400万米ドル』だった50名の総資産が、
2022年5月時点で『約1700万米ドル』まで減少。
それでも、
直近1年間、日本円・米ドルの為替レートも変動した為、
『日本円換算』すると、減少幅は限定的とも言えますが。
また、
前年比として、日経平均株価の下落率は『12%』であり、
対ドル・日本円の下落率も『17%』ほど計上しています。
これらを掛け合わせると、
【0.88✖️0.83=0.730】の計算が成り立っており、
市場全体としても『3割減』は、ほぼ共通認識のようです。
海外においても、
傾向はほぼ同じようで、世界の富裕層トップ50のうち、
前年比で保有資産を減らしたのは、約8割の『38名』。
やはり、保有資産を増やせた人は『少数派』のようです。
もし仮に、
この間、資産保有を『現金』一択に拘っていたとしたら、
『数字上』は、保有資産を1円も減らさずに済みました。
恐らく、
未だ、日本人の『現金信仰』は根強く残っていますから、
そのような選択をした方々も、世界基準よりは多いはず。
ただ、
現代版:資本主義は、『無限増殖』を前提条件とする為、
下落(低迷)の後、新たなステージに向けて上昇します。
そして、
その『新たなステージ』に行く権利を保有しているのは、
下落(低迷)の局面で、市場参加している人間だけです。
世界的ベストセラー作家であるロバート・キヨサキ氏は、
その著書の中で、次のような言葉(格言?)を残します。
『お金持ちになる人間は、一時的な減少を気に留めない』
この言葉は、
もちろん、『保有資産』という観点でも当て嵌りますが、
独立・起業時、収入面の『一時的減少』も含んでいます。
特に、
資産形成(投資)という行動に不慣れな日本人の中には、
全ての局面、1円すら損したくないと考える人もいます。
ただ、その考え方では『将来的な利益』は得られません。
冒頭、
少し触れた『日本富裕層トップ50』に位置する方々は、
下落局面はもちろん、上昇局面でも、心理的変動は無し。
一喜一憂せず、常に、淡々と『資産保有』をし続けます。
あなたは、『一時的な減少』を受け入れられますか??
『リスク許容度』も、求められる重要な要素の1つです。
オープン形式(どなたでも参加可能)の主催セミナーを、
対面・オンライン開催ともに、先月から再開しています。
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