今日のテーマは、『【人】の流動性が減速すれば、【経済循環】は必ず落ちる』です。
昨日も書かせて頂いた通り、昨日、3日間の東京出張から帰阪しました。
政府肝煎りの【Go To】関連事業が一時中断に追い込まれるほど、
『新型ウイルス』感染拡大が続く為、今後は、一旦移動自粛です。
実際、
今回の東京出張3日間では、『新型ウイルス』報道の影響を実感し、
主に、都心部を中心に活動だったにも関わらず、街行く人もまばら。
私自身、
種類を提供する飲食店への訪問は避けて、面談は対面開催したものの、
クライアントの皆さんとの『会食』は、今回は『完全自粛』しました。
恐らく、
同様な対応をしている方々も、世間一般多くいらっしゃると考えられ、
都心部宿泊の為、周辺には飲食店が多かったものの、お客さんは閑散。
それどころか、
いつもはごった返す為、乗るのが嫌な公共交通機関でも、
よく考えたら、3日間すべての移動で座席確保が可能に。
また、
面談する際のラウンジや、内勤作業をする為立ち寄ったカフェも、
尽く(悉く)良い感じに空いていて、快適空間を確保できました。
要は、
夜間、日中問わず、確実に【人】の流動性が激減しているということ。
業種によっては、
大手企業を中心に、再び『リモートワーク』が開始された模様で、
普段は『出勤』して都心部集中していた会社員が、消えています。
例年であれば、
『クリスマス』『年末年越し』『お正月』と超パワフル・イベントが連続し、
1年間を通して、最も【人】と【お金】の流動性が高まるのがこのシーズン。
しかし、
2020年度においては、例年の『半分以下』のインパクトしか残らない年となるでしょう。
流石に、誰も、動けないですよね。
【Go To】関連イベントの中断決定云々ではなく、
社会的な情勢を鑑みた上での、能動的な自粛です。
今冬を、如何に『感染拡大』を抑えるかに係りますが、
本当に、全く『先行き』見えない局面に突入しました。
昨日、
無事に帰阪して、今日から仕事をスタートしていますが、
東京同様に、大阪の【人】の流動性も抑制されてますね。
それでも、
緊急事態宣言下の4月、5月ほどには匹敵しませんが、
人が集まるイベント等も自粛傾向なことも影響してか、
通常の『12月』よりも、断然、【人】は少ないです。
様々な業種・業界において、今後、益々影響が『顕在化』すると思います。
私が事務所を構える大阪・西天満は、隠れた名店が立ち並び、
事務所ビル周辺も『ミシュラン通り』なるものが存在します。
要は、
権威ある料理評価ガイドブック・掲載店が多いエリアですが、
今回の『自粛要請』だけは、『致命傷』になるかも知れない。
『感染リスク』を最大限抑制する為、ランチ営業中止する店も目立ちますが、
事業者の方々はお分かりの通り、その時間、売上げ『ゼロ』は死活問題です。
当然、
行政から支給される(予定)時短要請支援金もありますが、
実際の必要経費との乖離は、相当存在していると考えます。
影響をモロに受ける『飲食業界』の方々は、本当に窮地です。
もしかすると、
この後に及んで、『会社員』という立場の方々においては、
自らに迫る『リスク』を実感しない方がいるかも知れない。
例えば、
会社全体の業績(売上・利益率)は減少しているものの、
『給与』『賞与』が変わらず支給されている方々等です。
メディアは『コロナ、コロナ』と叫んでいるけど、
自分たちには、関係のないことだろうと高を括る。
その『リスク感覚』の無さが、劇的にヤバイです。
タイトルにも採用しましたが、
古今東西、【人】の流動性は【経済循環】と密接に連動しており、
コロナ禍、この状況において、影響を受けない人は存在しません。
確かに、
ネット環境の進化により、『リアル』の寄与度は減少しますが、
それでも、【人】の移動がある所で【お金】も動くことが原則。
仮に、
『会社員』という立場の方々で、【今】という時点において、
収入・雇用等に影響がなくとも、今後、急速に顕在化します。
実際、
昨日(12月15日)、厚生労働省が発表したデータによると、
コロナ関連解雇・雇い止めは『7万6543人』にのぼります。
また、
『正規:非正規=6:4』の比率とも紹介されていますから、
全体4割は『正社員』の立場の人間が切られている事になる。
そして、
皆さんもご存知の通り、上記数字は『氷山の一角中の一角』ですから、
日本全体では10倍とも、20倍とも言われる方々が失職しています。
先月末まで、
例年になく、『暖かい冬』を迎えて、年末感も有りませんでしたが、
今週に入り、全国的に一気に冷え込みが進み、冬到来を実感します。
ここから、
暫くの間、季節的にも『厳しい』時期を迎えることになりますが、
それは、『経済的観点』においても、まったく同様だと考えます。
『無事に、年越しが出来るのだろうか??』と、
不安に感じている方々が、全国にゴマンといる。
普段から、
『資産形成』というテーマを通して、継続して発信し続けていますが、
自らが『平時』と感じる時から、『有事』を見据える準備が大切です。
実際、『窮地』に陥ってから、救出することは不可能でしょう。
上記フレーズが、今ほど合致する時代は、今後も無いと考えます。
定期開催する『資産形成セミナー』は、今後も、暫くの期間、
『リアル』『オンライン(Zoom)』を並行して開催します。
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また、
『オンライン開催』については、『リアル開催』の場合と異なり、
ご希望頂いた方への『1対1:個別受講』も対応させて頂きます。
(*この時期限定のご対応です。)
その場合、
通常開催(集合セミナー形式)より『濃い』情報をご提供出来ますので、
受講希望される方は、この機会を、ぜひ有効活用して頂けたら幸いです。
(*予告なく終了する場合もありますので、ご了承下さい。)
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代表 井上耕太