今日のテーマは、『あなたは、夢遊病者として彷徨っていませんか??』です。
普段、
ファイナンシャル・プランナーとしての活動を通して、
多くの方々と面談させていただく過程で、気付くこと。
それは、
面談受講時点で、保有資産を潤沢に持ってる方々ほど、
『地に足付いた感覚』で、堅実な資産形成を選択する。
反対に、
面談受講時点で、保有資産を潤沢に持たない方々ほど、
現実から乖離した、ファンタジックな目標を描きがち。
例えば、
現在の保有資産が『1000万円』に満たない基準で、
『5年以内に3億円の純資産を築きたい』と話したり。
どこかの、
怪しげな自己啓発講座で嗾けられたかも知れませんが、
そのような事は、ほぼ『確率0%』で起こり得ません。
それこそ、
『宝くじ当選』位が具体的な達成手段だと考えますが、
だからこそ、購入者がなくなる気配がないのでしょう。
世間的には、
『高年収=お金持ち』と勘違いされる節がありますが、
実は、確率論的に『高年収=低保有資産』が真実です。
例えば、
一般基準で『年収1000万円』は高年収でしょうが、
保有資産『100万円未満』という人はゴマンといる。
そして、
そういった人間ほど、『地に足付いた感覚』などなく、
『資産形成』と勘違いして『ギャンブル』を繰り返す。
この辺り、
『鶏が先か、卵が先か』論争の典型例だと考えますが、
保有資産額に比例して、健全な精神も育まれています。
『資産形成』を実行する上で重要ポイントがあります。
それは、
現実(自らの現在地)実力・身の丈をきちんと見極め、
客観力と謙虚さを持って、堅実な方法で取り組むこと。
以前、
某企業研修で資産形成セミナーを開催した際、受講後、
『ワークシートの時間が長かった』という旨の感想が。
この時点で、完全なる『愚者』レッテルが貼られます。
何故なら、
自らの現実(現在地)に向き合うという最重要課題に、
真摯に取り組めない人は、方向性を定められないから。
このような方々も『夢遊病者』の典型的な事例ですね。
古今東西、
投資の世界に『アクティブ・パッシブ論争』が存在し、
2022年の今尚、両者の言い争い(?)は続きます。
しかし、
歴史的には、半世紀以上前に『結論』が出されており、
勝者(お金持ち)の戦略は『後者』に帰結しています。
そして、
相対する敗者(低保有資産)は、不思議なほどに悉く、
『前者:アクティブ戦略』を選択する傾向があります。
『アクティブ戦略』はアグレッシブな投資スタイルで、
市場平均を上回る『超過リターン』を目指す運用です。
言葉だけ聞くと、『魅力的』に映るかも知れませんね。
しかし、
『市場平均を上回るリターンを目指す』ことの理由は、
『市場平均以下のリターン』しか得られないからです。
悲しい現実ですね。
『歪み』を出し抜く投資方針は、ゼロ・サムゲームで、
勝ち(利益)と負け(損失)の総量は常に等しくなる。
そして、
『超過リターン』を目指すアクティブ戦略は、皮肉にも、
運用者に支払うコスト分だけ、市場平均を下回るのです。
その結果、
『市場平均を上回るリターンを目指しています』としか、
彼ら(運用者)は言えないジレンマに陥っているのです。
翻って、
勝者の戦略は、世界の経済成長を享受するスタイルの為、
超過リターンも得られなければ、資産爆増もありません。
せいぜい、
その運用益は『年率10〜20%』程に落ち着きますが、
私たちは、その程度で本当に『十分』だと感じています。
何故なら、
将来的に『再現性』高く、堅実に積み上げることが出来、
『ギャンブル』を仕掛ける必要性も、全く無いからです。
あなたは、『夢遊病者』が如く、彷徨ってませんか??
ファンタジーの世界に、どっぷり浸かってませんか??
空想にふける『ピーターパン』を早期に卒業することが、
『資産形成』を実行する上で、第一条件になるでしょう。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太