今日のテーマは、『だまし絵と希望的観測、市場を正しく表現するのはどちらか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『倍速利上げは、サブプライムの再来か??』と題して、
FRBが推し進める『利上げ』のリスクをご紹介しました。
もちろん、
唯一の原因ではないですが、コロナの動乱と反比例して、
2022年の投資市場は、『冷え込み』を見せています。
実際、
3月末から直近2ヶ月、とても僅かな期間にも関わらず、
世界全体で株式市場は『約11兆ドル』を失っています。
現行為替レートで、1400兆円を超える巨額資金です。
更に、
年初来で考えると、債券等も含めた『資産価値総額』で、
地球上から『約38兆ドル』が消失したことになります。
これにより、
世界の株式時価総額は久々に『100兆ドル』割り込み、
GDP総額の約半分に匹敵する巨額損失を計上しています。
かつて、
私たちが経験したような『サブプライム・ショック』や、
一昨年の『コロナショック』のような急落はありません。
その分、
大きな『インパクト』はないものの、半年前を起点とし、
じわじわと『ボディー・ブロー』を喰らい続けています。
この状況に対して、市場の見方(意見)は真っ二つです。
例えば、
GSやJPM等、米・投資銀行は『楽観的』に捉えていて、
潜在リスクはあるものの、近く、上昇に転じるだろうと。
市場は、
既に『ネガティブな要素』をすべて織り込み済みであり、
テクノロジー関連株を中心に指数は『売られ過ぎ』だと。
米国の代表指数が、
最高値から『15%』下落したことはお伝えしましたが、
この時点で、『調整』は入っているとの見方を示します。
確かに、再び『パーティー』が始まれば、嬉しいですね。
しかし、
この意見に対して、まったく『反対』の見方を示すのが、
言わずと知れた投資の神様ウォーレン・バフェットです。
先月末、
自らが最高責任者を務めるバークシャー社・株主総会で、
現在の市場に『だまし絵』を用いて警鐘を鳴らしました。
熱狂する投資家心理は『イリュージョン:幻想』だ、と。
古今東西、
アハ・モーメント(*)は『突然やって来る』ものとし、
近い将来、その『転機』が訪れる可能性を示しています。
*ここでは『勘違いに気が付く瞬間』の意味で用います。
果たして、実態を正しく表しているのは、どちらか??
良くも悪くも、
『投資』をされていない方々には、無関係な世界ですが、
世界を取り巻く『お金』は、明らかに転換点を迎えます。
無視はできない局面なので、引き続きの注視が必要です。
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対面・オンライン開催ともに、5ヶ月ぶりに再開します。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太