今日のテーマは、『果たして、日本市場は適正水準で取り引きされているのか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『トリガーはGW前に弾かれるかも知れない』と題して、
米国内で燻り続けているリスクについてご紹介しました。
3月末に話題をさらった、
『クレディ・スイス』に関連した問題は、良くも悪くも、
早期に解決することはなく、長期化が見込まれています。
しかし、
規模感で劣る米国・中堅銀行を巡るそれは、いつ何どき、
トリガー(引き金)が弾かれてもおかしくはありません。
今週末から、
日本国内は、最大で10連休にも迫るGWに入りますが、
当然ながら、海外諸国は、いつもと変わらず通常運転中。
日本の休暇中に、環境が激変する可能性も十分あります。
このように、
弾けると、世界規模で影響を与えるリスクを孕みながら、
それでも尚、日本市場は堅調を維持したまま推移します。
実際、
日経平均株価は『2万8000円台』をキープしており、
海外諸国が金融緩和へと転じた際、過去最高を更新して、
『4万円』の大台突破にトライする予測すらもあります。
先日来日した、
世界的投資家であり神様、ウォーレン・バフェット氏が、
好意的姿勢を示したことも、影響するかも知れませんね。
同氏は、
『今後半世紀に渡り市場が成長し続ける感触を得た』と、
自らが、5大商社に投資決定した理由を説明しています。
恐らく、
これは、日本人に対するリップ・サービスも含みますが、
果たして、どこまで『真実』を表しているのでしょうか。
もちろん、
アジア諸国の金融センターもそれぞれ課題を抱えており、
消去法的に日本(東京)が存在感を増す予測もあります。
ただし、
実際に、現地・日本でトレードする個人投資家の多くは、
前述した楽観的視点とは、相反する行動を取っています。
例えば、
個人取引の多い日経平均レバレッジETFの受益権口数は、
1200万口を超えた辺りで、約2年ぶりとなる低水準。
25日時点、
同対象(日経平均レバレッジETF)の売り買いを見れば、
前者129億円に対して後者116億円と売り越しです。
つまり、
現在の日本は、『高過ぎるので売りたい』という意見が、
個人投資家の間では、優勢を占めているということです。
果たして、どちらの『読み』が正しいのでしょうか??
正確な『結果』が出るのは少し先のことになりそうです。
『潮が引いた時、誰が裸で泳いでいたかが分かるだろう』
神様・バフェットの言葉はここでも真理を表しています。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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