今日のテーマは、『投資の世界のスーパースターは、なぜ数年以内に消えるのか？？』です。
多くの方々が、疑問に思われるポイントかも知れません。
私自身も、かつては、それを疑問に感じていた一人です。
投資の世界には、『スーパースター』が存在しています。
典型的なのは『２年で１０億円稼いだ！』等のフレコミ。
一般的に、
世間の大多数が『早く、楽して儲けたい！』と思う時代、
上記のようなフレーズはキャッチーに射幸心を煽ります。
また、
過去３０年間、平均年収が５００万円を突破しない時代、
『◉億円』という数字は、会社員にとって魅力的ですね。
事業家・経営者層でも、
年収として『１億円』程までは実現すること可能ですが、
それ以上の数字となると『達成方法』は限られてきます。
それらを考慮すると、
１年、２年の短期間のうち、億単位の利益を出す人間を、
『スーパースター』と表現するのも間違いではないです。
しかし、１点だけ『不思議』に感じることがあるのです。
それは、
選ばれし人間のように感じられた『スーパースター』が、
注目された数年後には、共通して消えてしまうという事。
例外的に、
数十年間というスパン、継続して利益を生み続けられる、
『神様』という存在は、世界で数人というのが現実です。
このような怪現象（？）は、なぜ起こるでしょうか？？
再現性が高く、繰り返し起こる現象には理屈があります。
基本的に、
世間から、短期的に注目を集めるキャッチーな投資家は、
キャピタルゲイン狙いの『ゼロ・サムゲーム』が主戦場。
その世界では、
９９％の『敗者』の上に１％未満の『勝者』が成り立ち、
切った張ったの『ギャンブル』を延々繰り返しています。
当然、
刹那的な『スーパースター』も、輪廻して誕生しますが、
１０年を超える期間、勝ち続けられる人はいないのです。
これは、身近な他の事例で考えれば、理解が出来ますね。
仮に、
周りの方で、宝くじで『１等当選』した人がいたとして、
その後の人生も、それで生計を立てることが出来るのか。
もちろん、
過去に、『億単位』の収入を得たことは事実なのですが、
その人物が、継続して『結果』を出すことは出来ません。
因みに、
私自身、単年で『億単位』の投資収益を得た経験はなく、
その基準では決して『スーパースター』ではありません。
それでも、
現在は『経済的自由』を達成している状況にありますが、
それには、『１６年間』ほど時間を要してしまいました。
しかし、それ故に『再現性』も存在するのだと考えます。
目標に向けて、最初に『方向性』を間違ってはいけない。
スーパースターに憧れるなら、一生『凡人』のままです。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太
