今日のテーマは、『最低賃金:引き上げは、そもそも、自然の摂理を逸した愚策』です。
昨日の公式ブログでは、
『地獄に続く道は、善意で敷き詰められている』と題して、
最低賃金:引き上げが招く『雇用減少』をご紹介しました。
『最低賃金を引き上げよう!』という意見は『善意』です。
しかし、
現実世界は、時に(?)皮肉と言える結果をもたらすもの、
『善意』からの意見が、前提条件の『雇用』を脅かします。
コロナ禍、
日本国内の『経済活動』が失速していることは明らかで、
必然的に、凡ゆる業界・企業の業績は落ち込んでいます。
一部の例外を除き、
ほぼ100%の企業・事業者が生き残りをかけて苦心し、
何とか、難局を乗り切ろう(生き延びよう)と考えます。
その状況で、
経費(人件費)を上げる体力のある事業者など存在せず、
上記決定は完全にタイミングを勘違いしてしまっている。
それでも、
自らの首を絞めていることを理解しない『被雇用者』は、
『最低賃金:引き上げ』の動きを、好意的に捉えますが。
似たような事例は、巷に溢れていますよね。
例えば、某・ウーバーイーツの労働者団体(?)が、
賃金形態の改定に対して、反対表明する動きも然り。
確かに、
『目先の報酬』が上がれば、収入アップを錯覚しますが、
それにより、新規参入者(ライバル)は多く流入します。
その結果、
東京、大阪の大都市圏中心部には、神社・仏閣に関係なく、
『御地蔵さん』が溢れる新たな社会現象が起こっています。
この辺り、
達人レベルの『先見性』などは必要なく、少し冷静になり、
物ごとを中長期的視点で見抜く能力があれば良いのですが。
話を戻すと、
『最低賃金:引き上げ』の話題を語る時、真理と逆行して、
『雇用減少には繋がらない』という意見も存在しています。
確かに、
米国の調査では、一部例外を示すデータもあるのですが、
前提として、経済危機時に行われた調査ではありません。
海外諸国でも、
『最低賃金:引き上げ』を求める労働者の声は強くあり、
雇用減少に繋がる場面もあれば、若干、増加する局面も。
要は、
『最低賃金:引き上げ』を実行することと『雇用数』は、
完全なる『相関関係』にはない事を示す程度のものです。
しかし、
一部の調査を以って、『関係なし』とするのは暴論です。
実際、
2018年以降、急激に賃金引き上げしたお隣・韓国は、
中小事業者・自営業者の廃業が相次いでいると言います。
『自然の摂理』で考えれば、『当然の結果』ですよね。
そもそも、
『最低賃金:引き上げ』という政策・潮流そのものが、
『自然の摂理』を逸脱した愚策と言えるものなのです。
経営者・事業者の方々であれば、簡単に理解できます。
何故なら、
本来、私たちが労働することにより得られる『報酬』は、
社会に対して、自らが提供した『価値』に相応するから。
仮に、
労働者サイドが、自らの『報酬』を上げたいのであれば、
原則として、社会に提供する『価値』を上げる事が必要。
それ無くして、『報酬』をアップすることは不可能です。
もしも、
理屈が理解できない方は、中学校の理科の教科書を探し、
『質量保存の法則』という項目を読み進めてみて下さい。
そうする事で、
社会に生み出された『価値』の総量を変化させる事なく、
自らの『取り分』を増やすことが不可能だと分かります。
古今東西、
人間社会も、基本的に『自然法則』に支配されており、
『自然の摂理』を逸脱する現象は、長くは続きません。
この視点を持つことも、物ごとの『本質』を見抜く際、
あなた自身の『先見性』を、高めてくれると考えます。
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