今日のテーマは、『先進国の雄・カナダから、私たち日本が学ぶべきこと』です。
昨日の公式ブログでは、
『バーチャル化全盛の時代、現物資産が輝く』と題して、
資産形成における『伝統資産』の重要性を紹介しました。
その中で、
『資源国通貨(加ドル・豪ドル)』の底堅さについても、
本当に、一瞬だけ触れさせていただく場面がありました。
これら2通貨は、
新型コロナ・ウイルス出現(?)して以降、混沌とした、
先行きが不透明な世界で、益々、存在感を増しています。
特に、
『カナダ』のプレゼンスは突出しており、日米欧同様に、
先進国ながら『本質的課題』から解放されつつあります。
元々、
財政的にも『健全性』が保たれていたことも大きな要因。
プラスして、
広大な国土に世界トップクラスの『資源』が眠っており、
日本等の国と比べて、圧倒的アドバンテージがあります。
しかし、
人為的な『差』を挙げるとするならば、同国は建国以来、
『移民政策』を積極展開してきたということがあります。
実際、
コロナ禍に関わらず、昨年(2021年)の移民総数は、
『約40.5万人』を記録して、過去最高値を更新します。
この傾向は、
今後も継続で、2022年の移民目標は『約43万人』、
来年(2023年)は『45万人』の肉薄を見込みます。
意外にも、
同国も『少子化問題』に直面しており、直近の出生数は、
『1.40』程度と、日本同様、低水準に留まっています。
当然、
カナダ国内での『自然増加』は起こり得ない数字ですが、
その減少分を、積極的な『移民受入れ』により補います。
それにより、
先進諸国が共通に抱える本質的課題(社会保障問題)も、
国家としての公的収入を上げることで解決に導くのです。
しかし、
同国の移民政策は『誰でもウェルカム』ではありません。
何故なら、
学歴・専門技能・言語能力等を、ポイント化することで、
高水準申請者を優先する制度(*)を優先しているから。
*『エクスプレス・エントリー制度』と呼ばれています。
この辺り、
年齢、専門技術・能力、年収をポイント化して評価する、
シンガポールの『就労ビザ』取得制度に通じていますね。
そもそも、
純粋な『移民』としての受け入れ総数も、大きく隔たり、
マックジョブ人材ばかり入国する国と次元が異なります。
果たして、日本はカナダから学ぶことが出来るのか??
私たちが、これから先も逃れられない『本質的課題』を、
解決するための本気度が、今、問われていると感じます。
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