今日のテーマは、『社会保障システムが確実に破綻する時代、私たちが意識すべきこと』です。
果たして、どれだけの人が『リアル』に感じるでしょう。
近い将来、日本の社会保障システムは確実に破綻します。
それでも、ここまで強いメッセージを発信したとしても、
恐らく、日本人の大半は、他人事だと考えていますよね。
事実、
『健康保険』『年金』に代表される社会保障システムが、
今後、なくなる可能性が考えている人の方が少数派です。
しかし、
一度、冷静に『現実:数字』を直視して頂くと、むしろ、
破綻しない選択肢の方が有り得ないことだと分かります。
それを証明するデータが、先日も新たに報道されました。
50歳時点で過去に一人も子供を授からなかった女性を、
人口学においては『生涯無子』と見做すのだと言います。
そして、
今年で18歳(2005年生まれ)を迎える女性のうち、
生涯無子が『最大42%』に達する推計が出て来ました。
また、
同じ条件(2023年時点で18歳)の男性は更に多く、
生涯子供を持たない割合は『50%』に達するのだとか。
大袈裟でなく、
男女とも2人に1人の割合で『子供を持たない』時代が、
確実に来ると言うよりは、もう既に来ていると言えます。
仮に、
人口を維持すること(合計特殊出生率2超)を考える時、
子どもを持つ側の女性は『4人』生まなければならない。
これが現実的でないことは、火を見るよりも明らかです。
原則として、
『年金』『健康保険』に代表される社会保障システムは、
現役世代が受給者(高齢者)を支える構図で成立します。
現時点ですら、
現役世代の『2人』で、高齢者『1人』を支えている中、
20年経たずして、1人で1人を支える時代が到来する。
この状況で、
『社会保障システムは破綻しない』と考える人がいれば、
反対に、どのような思考回路をしているか聞いてみたい。
しかし、
不思議なことに、未だ、恐らく90%を超える日本人が、
老後のライフプランに『年金受給』を織り込んでいます。
果たして、それは『正しい判断』と言えるのでしょうか。
繰り返しますが、近い将来、社会保障は確実に破綻する。
『健康保険制度』も現行ルールでは立ち行かなくなるし、
『年金制度』も崩壊するか、楽観的に見ても形骸化です。
後者に関して『支給されなこと』を前提にしておくこと。
私たちは、資産形成に対する意識改革が求められてます。
——————————————————————–
2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
*ビジネスに関するお問い合せは、直接ご連絡ください。
*井上耕太事務所(代表)michiamokota0421@gmail.com
——————————————————————–
井上耕太事務所(独立系FP事務所)
代表 井上耕太