今日のテーマは、『過去最大のネットワーク障害は、次なる動乱のデモンストレーションか??』です。
連日、
メディアを通しても大々的に報じられていますが、先日、
金融機関を舞台とした、全国的な大問題が発生しました。
それは、
三菱UFJ銀行含む10行に波及したネットワーク障害で、
約2日間に渡り送金システム等がストップした事件です。
奇しくも、
3連休明け、更に五十日(ごとおび)が重なったことで、
通常運転の平日がストップする以上に被害は急激に拡大。
実際、
企業から従業員へ給与支払いが停止するケースがある他、
企業間で行われる事業資金の振り込みも軒並み滞ります。
まだ、
数日前に復旧したばかりで、正確な全容は掴めませんが、
少なくとも『500万超』の取引に影響を及ぼしました。
金融庁は、
事態を重く見て、全国銀行資金決済ネットワークに対し、
『報告徴求命令』を出す方針であることも判明しました。
かつて、
システム障害は、政府系のみずほが誇るお家芸でしたが、
今回、他メガバンクも絡むことでショックが拡がります。
私自身、
運良く(?)今回の動乱の影響は受けずに済みましたが、
過去最大のネットワークシステム障害に見舞われた事で、
多くの日本国民が、困惑していたものと推測しています。
果たして、
今回の件も、過去と同様に一時的なシステム障害と捉え、
ただ『運が悪かった』と片付けて良いのでしょうか??
質問に対する1つの回答は、『そうかも知れない』です。
事実、
全銀ネットは3連休中にシステム更新を行っているため、
『その過程で不具合が生じていた』との説明を受けると、
納得如何に関係なく、部外者は従わざるを得ませんよね。
しかし、
穿った見方をすれば、来年7月に迫る紙幣刷新に向けて、
デモンストレーションが行われたと見ることも出来ます。
私見では、
次回のそれ(紙幣刷新)は、20年前のものとは異なり、
単純な『新札・旧札の交換イベント』には留まりません。
それも当然で、
『総額1.6兆円』もの超巨額コストを費やすイベントを、
相応のリターンを求めず、実行するはずがないからです。
恐らく、
来年『新紙幣』が流通する直前でアナウンスされるのは、
旧紙幣(現在、私たちが使うもの)の有効期限設定通知。
そして、
新札、旧札の『交換レート』まで変えることが出来たら、
日本政府としては『万々歳』といったところでしょうか。
しかし、
もしそれを実行に移せば、銀行・ATMに国民は殺到して、
一時的な『麻痺状態』に陥ることが容易に想像できます。
そこで、
定期的に『システム障害』と冠した予行演習を行う事で、
繰り返し、デモンストレーションを行なっているのです。
果たして、私の予想は難なく取り越し苦労に終わるのか。
それとも、ブラック・スワンとして実現してしまうのか。
その結果は、遠くない将来、証明されることになります。
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2023年1月より【セミリタイア期間】に入っており、
今後の【資産形成セミナー】の開催は、完全に未定です。
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代表 井上耕太