今日のテーマは、『2022年、有事の金(GOLD)の輝きは完全復活するか??』です。
昨日の公式ブログでは、
『風が吹けば桶屋が儲かる理論は〜』とのタイトルで、
インドが直面する経済危機について、ご紹介しました。
ご存知の通り、
物理的に、何かの紛争に巻き込まれている訳ではなく、
内戦の勃発や、自然災害が発生する訳でもありません。
理由は、
ロシア・ウクライナ間の紛争で世界的緊張が高まる中、
同国の『主要輸入2品目』が、高騰し続けているから。
1つは、
日本国内でも物価上昇の主因として話題の『石油』で、
ガソリン価格だけでなく凡ゆる分野に波及しています。
もう1つは、
前述2国間の紛争の長期化により、緊張感高まるなか、
有事の安全資産として再注目される『金』価格の高騰。
そして、こちら(後者)が本日のメイン・テーマです。
直近、
『原油価格』の歴史的高騰に話題を奪われていますが、
影に隠れて、『金価格』も歴史的高値圏を推移します。
実際、
世界最大規模の金(GOLD)ETFを扱う企業の見立は、
トロイオンス2000ドル前後予測が生起確率50%。
更に、
確率30%で『2200ドル』肉薄も予想されており、
もし実現すれば『過去最高値』を更新することになる。
近年、
代替資産(暗号資産等)の台頭もあり『有事の金』は、
既に機能しなくなっていると悲観的意見もありました。
しかし、
現実に『戦争』が起きたことをトリガー(引き金)に、
突如として、従来システムが正常に稼働し始めました。
私自身、
自らの資産ポートフォリオには、常に組み込みますが、
現時点、単体として最も保有シェアが高まっています。
また、
歴史データも、その『価格上昇』を後押ししています。
例えば、
FRB(米国準備銀行)が計17回『利上げ』実行した、
2004年6月から2006年6月のちょうど2年間。
僅かな期間、
金(GOLD)価格は『57%』もの上昇を見せており、
この事実は、未だ市場参加者の多くが記憶しています。
先日、
米国の継続的な『利上げ』が正式決定した事に加えて、
その他の不安要素が燻り続ける状況も、その時と同じ。
唯一、
『金価格下落』の可能性があるとするならば、それは、
大量保有国が、何らかの理由により売却を進めること。
そして、
その該当国・筆頭が、西欧諸国主導の経済制裁により、
直近での『戦費調達』が難航している『ロシア』です。
実際、
同国(ロシア)は外貨準備全体の20%を金で保有し、
『大量放出』が現実化すれば、突発的に値崩れします。
果たして、そのようなことは起こるのでしょうか??
結論、それが実現する可能性も、そう高くありません。
何故なら、
前述の通り、西欧諸国の『経済制裁』が強まる状況で、
ロシアの『売却ルート』の確保自体が困難になるため。
仮に、
取引が成立した場合『相手』が存在することを意味し、
受け入れた国家は世界的バッシングを受けるでしょう。
恐らく、
そのような『リスク』も考慮した上で、取引に応じる、
勇気(?)のある国家は、存在していないと考えます。
独立事象として、窮地に追い込まれていれば別ですが。
2022年『有事の金』は完全復活を遂げるでしょう。
私自身、ポートフォリオには定率で組み込み続けます。
オープン開催(どなたでも参加可)資産形成セミナーは、
現時点、2022年以降の開催スケジュールが未定です。
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井上耕太事務所
代表 井上耕太