今日のテーマは、『タイタニック号の沈没と、現代の日本国に通じる共通点』です。
先日、映画『タイタニック』が地上波放送されていましたね。
全編『3時間超』もの大作で、2週に跨いで放映されました。
実を言うと、私自身、『タイタニック』鑑賞は初めてでした。
放映年を調べると『1997年』となっていたので、
実に、四半世紀を経て、初めて鑑賞したことになる。
当時、周囲では相当話題になった記憶はありますが、
野球に打ち込んでいたこともあり、殆ど興味もない。
また、
流行になれば、なるほど『敢えて、観ない』という、
天邪鬼性格の片鱗は、既にあったと記憶します(笑)
今回、
『映画版:タイタニック』地上波鑑賞に先駆けて、
某公共放送局が放映した、ドキュメントを通じて、
沈没事故の真相(原因)を『予習』していました。
それを経て、
『映画版:タイタニック』の鑑賞を進めていくと、
細部まで、とても良く描かれていると分かります。
単純に、アクション・シーンを繰り返す演出等なしでも、
時代を超えて、評価される理由が理解できる気がします。
ぜひ、皆さんも、沈没事故の背景等『予習』してから、
改めて、映画を鑑賞してみることをオススメ致します。
それで、
前述した、某公共放送局放映の『ドキュメント番組』内では、
沈没事故の原因は、少なくとも『10』考えられていました。
正直に言うと、全ての理由は記憶していません。
覚えているものだけでも、列挙していきます。
①百戦錬磨の船長が指揮を執る航海であったため、
乗客含めて、すべての乗員が安心し切っていた。
②そもそも、航海中、何かトラブル発生した際に、
救助できる装備・設備が不足してしまっていた。
*映画中でも、乗員総数『約2200人』に対して、
救命ボートは『700人分』だったと描かれます。
③航海当日は、視界不明瞭だった為、航行を進めるべきではなかった。
しかし、
④航海スケジュールの遅延は、世間的評価にも繋がる為、
エドワード・ジョン・スミス船長含め中枢は強行した。
⑤タイタニック号に搭載されていた『望遠鏡』は旧式で、
氷山を発見する目的で、能力的に適してはいなかった。
⑥氷山衝突による座礁前、船内で火事騒ぎが発生しており、
長時間熱せられた船底強度は極度に落ちてしまっていた。
⑦そこに、想定していた衝撃以上の『氷山』が衝突した為、
船体に浸水が起こって、坐礁から約3時間後、沈没した。
などなど。
1912年、
当時の『叡智』を結集する形で造られた『豪華客船』は、
種々な不運が重なり、一瞬で『海の藻屑』となりました。
実に、『約1500名』にものぼる人命と共にです。
劇中でも描かれますが、
『タイタニック号』が巨大氷山に衝突して『致命傷』を負った際、
意外にも、暫くの時間、船上に『パニック』は起きませんでした。
それどころか、
『衝撃』に対して、乗客が、乗務員に質問はするものの、
それまで通り『平穏な時間』さえ流れていたと言います。
事実、
社交場でのパーティーは、そのまま継続されていましたし、
乗船していた楽団も『優雅な音楽』を奏で続けていました。
この時、
『タイタニック号が、まさか沈没する』などとは、
船上にいる誰も、想像すらしていなかったのです。
しかし、
エドワード・ジョン・スミス船長はじめ『中枢の人間』は、
状況を把握して、約2時間後の『沈没』を知っていました。
また、
全乗客を救う『救命設備』が無いことも知っていましたし、
救助支援に向かっている船が、1隻しか存在しないことも。
その状況にも関わらず、
乗客たちが『パニック』に陥ってしまうことを恐れて、
終盤まで『事実公表』することを先延ばししたのです。
当然ですが、それでも『浸水』は進みます。
そして、『沈没』という有事も刻一刻と迫りつづける。
最終的に、船体が傾き、船体が真っ二つになる時点で、
ようやく、すべての乗員が『現実』を理解したのです。
大事故の最中、幸いにも『約700人』が助かりますが、
優先的に救命ボートに乗せられた女性・子供が大半です。
これには『運』が占める要素が大きく、間違っても、
沈没を予測して『準備』をしていた人間はいません。
『致し方なし』と言われれば、それまでなのですが。
ここまで、
歴史的な『豪華客船沈没事故』を振り返って来ましたが、
これが『日本国』と重なるのは、私だけでしょうか??
確実に、
いつか終焉を迎えるであろう『致命傷』を負いながら、
中枢に位置する人間は、『事実公表』を拒みつづける。
それでも、
『中枢の人間』ばかりに責任転嫁はできず、大半の国民は、
『タイタニック号(日本)は沈まない!』と信仰し続ける。
そして、
自分たちが想像するよりも近い将来、終焉を迎えるのに、
『当事者意識』なく、平穏にパーティーを楽しんでいる。
映画の途中から、私の目には『そのもの』に映りました。
ただ、
幸いなことは、実際に『日本国』が沈没するまでの時間は、
『タイタニック号』のそれよりも、少しだけ長いことです。
また、
沈没するであろうことが、予測できる『サイン』についても、
1つの『大きな衝撃』だけでなく、細かく発信され続けます。
後は、各自がそれをキャッチして『準備』できるかどうか。
あなたは、脱出に向けた『準備』をきちんと進めていますか??
それとも、優雅に音楽を聴きながら、踊り続けるでしょうか??
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