今日のテーマは、『日本国のデフレーション進行論は、果たして真実か??』です。
昨日の公式ブログでは、
『あなたは、老後資産2000万円問題に真剣に取り組んでますか??』と題して、
近い将来、私たち『日本人』を待ち受けている、『真実』についてご紹介しました。
2020年、
突如、発生した『新型ウイルス問題』に関係なく、
『日本国』は、もともとヤバい状況にありました。
確かに、
『少子高齢化』傾向が続いている先進諸国が、
『共通の課題』を抱えていることは事実です。
しかし、
『高齢化進展率』『累積債務』とも世界ワースト水準の日本は、
不名誉ながら、その分野ではトップ・ランナーをひた走ります。
この状況にも関わらず、
数年前の調査では、日本全体の『20%』に該当する世帯が、
『保有資産(預貯金)ゼロ世帯』であることが判明しました。
また、
『純資産』という観点で『1000万円未満』世帯となると、
日本全体の『約半数』ほどの世帯が該当するとも言われます。
私の想像以上に、
一見、普通の生活をしているように見える、街ゆく方々が、
『自転車操業』で人生をやり繰りしている事が分かります。
その中で、
昨年(2019年)、遂に、日本政府から公表があったのが、
昨日ご紹介させていただいた『老後資産2000万円問題』。
要は、
『定年退職』というポイントにおいて、最低水準としても、
『2000万円』無ければ話にならないというデータです。
この辺り、
恐らく、日本政府としては、『ジャブ』を打ったつもりですが、
予想外、日本国民に対して『致命傷』を与える力がありました。
と言うのも、
日本政府は、『最低、これくらい要るよ』と知らせたかったものが、
一定数の国民には、『最低水準=絶望的な水準』に映ったからです。
あらゆる物事に共通することですが、
明らかに『実現不可能な目標』とは、
人を、絶望させる力を持っています。
少なくとも、
冒頭でご紹介した『保有資産ゼロ世帯』の方々からすれば、
『2000万円』という数字は、十分すぎる殺傷能力です。
しかし、
『現実』は、その数字以上に厳しくなると予想されており、
『2000万円』は、凡ゆる観点を楽観した算出結果でしか有りません。
その1つは、
誰もが知る『年金システム』という最重要テーマなのですが、
『公営のネズミ講』である同システムの破綻は、明らかです。
昨年、
『年金財政検証』なるデータも公表されていましたが、
政府が仮定している『悲観シナリオ』を辿った場合に、
2040年代『完全賦課方式』に突入してしまいます。
これは、
『現役世代』から徴収された『年金保険料』が、
そのまま『高齢者』に分配される仕組みですが、
そんなもの、果たして、支払う人間が存在するのか不明です。
当然、
政府も、この『最悪パターン』を回避しようと画策しますが、
その手段の一つとして考えられるのが『支給額の減額』です。
これにより、老後の『収支ギャップ』はさらに拡大します。
また、
今日取り上げる『インフレ・デフレ』というテーマも、
その状況を、さらに悪化させてしまうと考えられます。
『失われた30年』は、
元号『平成』を、象徴する言葉として使われていますが、
この期間、日本は『デフレ進行』したと言われています。
果たして、これは『真実』なのでしょうか??
前提となる『概念』から確認すると、
『インフレーション』という言葉は『貨幣価値の下落』を表し、
反対に『デフレーション』は、『貨幣価値の上昇』を表します。
実は、この『定義』の理解を間違っている人は多いですよね。
『インフレーション:物価上昇』『デフレーション:物価下落』と、
経済の専門書籍等にも、間違った定義が掲載されることもあります。
『結果』として、同様のこと(?)を表しますが、
『定義』は大切なので、この機会に覚えましょう。
話を戻すと、
日本政府・メディア等が、盛んに喧伝する『デフレ進行』ですが、
果たして、皆さん、これまでに経験(実感)した事がありますか??
もしも、
これらの報道(デフレ進行)が『真実』なのだとしたら、
『貨幣価値』上昇に伴い、その『購買力』も増加します。
結果、
『物価』も下がったように感じてしまうのですが、
今まで、それを実感した記憶があるのでしょうか??
私自身、まったく有りません。
子供の頃、100円で購入していた『チョコモナカジャンボ』は、
2020年現在『140円』と、明らかに値段が上昇しています。
また、
ダウンタウン・浜田雅功さんが愛するとされる『ペヤング』も、
直近5年間だけで、『約20%』もの値上げを敢行しています。
その他、
一見、『値上げ』していないような食品・生活必需品類も、
内容量を減少させる形で『実質的値上げ』が続いています。
これ以外でも良いです。
何かの場面で、『過去』に行われてきた商取引よりも、
『取引価格』が減少している事例があるでしょうか??
恐らく、有りません。
記載できない特定分野で、価格下落が見られる事もありますが、
それは『需要・供給バランス』の崩れで、『デフレ』ではない。
日本に限らず、
『現代版:資本主義経済』を採用する国家において、
『デフレ進行』は、ほぼ100%有り得ない事です。
それでは、
何故、政府・メディアは『デフレ進行』を扇動するのか??
それは、
『失われた30年』と表現される、私たちが生きる現代において、
日本人の『平均所得』が、まったく上昇を見せていないからです。
『デフレだから、しょうがないよね』と。
決して、騙されてはいけません。
『今』も『昔』も、常に『インフレーション』は進行し続けます。
つまり、『貨幣価値』は、これまでも、これからも減少し続ける。
それも踏まえて、
老後資産として、必要な『収支ギャップ』は拡大しますから、
『資産形成』をしないことは『人生放棄』を意味するのです。
あなたは、どうしますか??
『具体的アクション』を起こさなければ、
将来は、相当ヤバいことになりそうです。
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代表 井上耕太